1月下旬 沖縄の一番寒い月は本当に寒かった【旅行記1日目】

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2015年1月27日から、4泊5日で沖縄旅行に行きました。

冬の沖縄旅行1日目。この日はまぁ本当に寒かったです。沖縄の冬は1月末から2月にかけてが一番寒いと聞いてはいましたが、その通りでした。

寒かった沖縄旅行の気象データと写真を旅行記がてら載せておきますので、空模様など参考にしてください。

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ムーチービーサー(鬼餅寒)のこと

と、その前に、沖縄の寒い時期の目安になる伝統行事があることはご存知でしょうか。

それは旧暦の12月8日

この日、沖縄ではムーチー(鬼餅)の伝統行事がおこなわれる日で、沖縄の人たちは無病息災を願って月桃の葉に包んで蒸したお餅を食べるんだそうです。

そのムーチーの日に関連して「ムーチービーサー(鬼餅寒)」という言葉があります。

沖縄はこの頃が一番寒い時期で、ムーチーの日を境に本格的な冬に入るんだそうです。

近年月桃の葉には除菌効果があることが知られているので、もしかするとムーチー行事は寒い時期に入る前に滋養をとる狙いがあったのかもしれません。

毎年必ずこの日が寒いという訳ではないと思いますが、沖縄の旧暦は旅行計画の一つの目安にできそうですね。

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気温と体感は裏腹-めっちゃ寒かった日

さて、かく言う私たちが訪れた2015年1月27日は旧暦の12月8日。ムーチービーサーどストライクな日でした。

この日の気象庁の記録を見てみると、

天気:雨時々曇り
最高気温:20.2℃
最低気温:17.6℃

なんや。1月やのに最高気温20度もあるやん。と思ってしまいがちですが、体感はめっちゃ寒かったです。

冷たい風が強く吹いて、なんとなくずーっと小雨がちらついている冷たい一日でした。

泊いゆまち(那覇)の「まぐろや本舗」でマグロ丼

今回の沖縄旅行は、神戸空港からソラシドエアで那覇空港へ向かいました。

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那覇空港には午前10時15分に到着。そこから手荷物を受け取ったり、レンタカーの手続きをしたりするうちにランチタイムです。

お昼ごはんは、泊いゆまち(那覇)の「まぐろや本舗」でマグロ丼。と言いたいところですがこの日はねぎとろ丼を食べました。

泊いゆまちでランチ「ねぎとろ丼」(那覇・まぐろや本舗)

泊いゆまちでランチ「ねぎとろ丼」

まぐろや本舗は食券制で、券を渡すときに酢飯or温かいご飯を選べます。お味噌汁もあら汁orアーサ汁を選びます。

ねぎとろ丼とお味噌汁が付いて500円。とても回転の速いお店でテーブル席は基本相席だしカウンターもちょっと狭い感じ。

ですがマグロの鮮度とお味は最高です。マグロウマウマ~♡

※追記:まぐろや本舗のお値段、少し値上げしたようです。

まぐろや本舗の詳細【食べログ】

と、ここまで天気と全然関係ない話ですね。ここからはいよいよ散策へ出かけます。

ベッテルハイム博士居住の碑と白い空(那覇・護国寺)

昼食後は那覇市若狭にある護国寺に向かいました。

さて時刻は13時ごろ。この時観測された気象データは、

気温:18.9℃
風速:4.9m/s
風向:北

まともに北風が吹いている沖縄は耳が痛いほど寒く感じることがあります。

ところで護国寺に向かったのは、一昔前NHK BSで放送されていた琉球王国が舞台のドラマ『テンペスト』で、外国人宣教師のベッテルハイムが軟禁されていたのがここだったからです。

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護国寺の敷地内には”ベッテルハイム博士居住之跡” と書かれた石碑がありました。

ドラマの設定だけではなく実際にベッテルハイムはここにいたんですね。にしてもこの白い空といったら…。

ベッテルハイム博士居住之跡の碑(1月下旬一番寒い月の沖縄旅行)

ベッテルハイム博士居住之跡の碑

ちなみに護国寺は1386年に中山王・察度(ちゅうざんおう・さっと)が造らせたお寺だといわれています。

中山王・察度については別記事に少し詳しく書きました。

別記事→冊封儀式の歴史を知ったら首里城祭は想像以上に粋なイベントだった

「波上宮」にお参り

護国寺を散策した後はすぐ近くの「波上宮(なみのうえぐう)」にお参り。

波上宮と…暗い空(1月下旬一番寒い月の沖縄旅行)

波上宮と…暗い空

天気が良ければ波上宮から見える海もキレイだったんだろうなぁ。

波上宮は初詣でとてもにぎわうんだそうです。

護国寺・波上宮の地図

小雨ぱらつくなか「黄金宮」へ(宜野湾市大謝名)

次に向かったのは宜野湾市大謝名にある「黄金宮(クガニナー)」

先ほど護国寺を造らせたと説明した中山王・察度が、若い頃に住んでいた屋敷跡だそうです。

事前に地図を調べていったのに細い道を散々迷いました。もう諦めようかなと思ったところで、普通の住宅街に突然ぴょこっと立っている看板を発見。

黄金宮の看板(1月下旬一番寒い月の沖縄旅行)

ぴょこ

さてここで時間は16時。この時の気象データは、

気温:18.2℃
風速:5.8m/s
風向:北

空模様は雨が大粒になったり小粒になったり、とりあえず何かしら降り続けている感じ。少し小雨になったころを見計らって車を降りました。

黄金宮は小さな丸い庭のような敷地で、一画に祠が建っていました。

黄金宮の祠(1月下旬一番寒い月の沖縄旅行)

黄金宮の祠

この場所は今となっては閑静な住宅街の中ですが、察度の時代は牧港まで流れる牧港川がもっと広くて、黄金宮の近くまで船で行き来できたそうです。

天気が良ければ牧港から黄金宮までの川沿いを歩いてみたかったなぁ。

黄金宮の地図

寒さで不機嫌だった「普天間宮」(宜野湾市普天間)

次に向かったのは宜野湾市普天間にある「普天間宮」

確か「琉球八社」のうちの一つだからという理由で見に行ったと思うのですが、どんなお宮さんだったのか記憶がないんですよね…。なんでだろう。

琉球八社とは【Wikipedia】

おそらくいつまでたっても曇り空で、ただただ寒い一日を過ごしていたのでそろそろ不機嫌だったんだと思います。

宜野湾市普天間の普天間宮(1月下旬一番寒い月の沖縄旅行)

普天間宮(宜野湾市普天間)

後で知った話、普天間宮の奥には女神を祀っている洞窟があるそうです。しかもその洞窟は昔、西海岸までつながっていたという説もあって、なんでもっとしっかり見てこなかったんだろうと後悔。

もう一度行きたい。

普天間宮隣の「神宮寺」

普天間宮の隣に「神宮寺(じんぐうじ)」というお寺を見つけました。

宜野湾市普天間の神宮寺(1月下旬一番寒い月の沖縄旅行)

普天間宮の隣に見つけた神宮寺

後で調べてみると、神宮寺が建てられる前、琉球史上重大な出来事(護佐丸・阿麻和利の乱)によって中グスクというグスク(現在の中城村にある中城城跡)が落城したそうです。

当時の王・尚泰久(しょうたいきゅう)はその中グスク内で建設中だった資材をここに運ばせて神宮寺が建立されたという話を読みました。

資材を運ばせたというのは一説かもしれませんが、尚泰久が神宮寺を造らせたという話は公式サイトにもありました。

神宮寺について【普天間山神宮寺】

そんなストーリーがあっただなんて知らなかったなぁ。もっとじっくり見てくればよかった。もうそんなんばっかりー。

でもまぁしょうがないですね。寒くて不機嫌だったのなら。また見に行きます。

普天間宮・神宮寺の地図

こんな感じで1日目終了。

この後恩納村のホテル「恩納マリンビューパレス」にチェックインしました。

ホテルからの夕日の写真も撮っていないので、ずーっと天気が悪かったようです。

この記事は過去の出来事を振り返りながら書いているんですけど、この頃は沖縄の冬、しかもムーチービーサーの時期がこんなに寒いと知らなかったから拍子抜けしてしまったんだと思います。

一日の内でもいつかは晴れる時間がやってくると思っていて余計に悲しかったのかな。

でも北風さえ防げれば、ヒャーヒャー言いながら貴重な寒い沖縄を楽しめると思いますよ。

2日目に続く→波に揺られて久高島からの南城市史跡散策【1月下旬の沖縄2日目】

関連記事→冬の沖縄に旅行するときの服装

1月下旬4泊5日の旅行記一覧

2日目の記事→波に揺られて久高島からの南城市史跡散策【1月下旬の沖縄2日目】

3日目の記事→今帰仁村を散策-旅行中初の日差しに感激【1月下旬の沖縄3日目】

4日目の記事→本島中部の史跡めぐり-冬の曇り空へ逆戻り【1月下旬の沖縄4日目】

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