冬の沖縄に旅行するときの服装って、悩みますよね。沖縄は暖かいイメージがあるので12月とか1月の真冬でも半袖で大丈夫なんじゃないかと私も思っていました。
でも実際冬の沖縄へ何度か旅行してみた感じ、半袖で過ごせる日はめったになかったです。ただ、ややこしいことに半袖になりたいほど暑い日もありました。
なので少し話が長くなりますが、この記事では、冬の沖縄の特徴と、具体的にどんな服装を選べばいいのか、あと、冬の沖縄の天気を見極める目安を説明します。
服装がイメージしやすいように商品画像も載せておきますね。
沖縄の冬は気温と体感温度のギャップがすごい
天気予報で沖縄の予想最高気温を見ていると、12月なのに明日は22℃もあるのか、沖縄は暖かそうでいいなぁ。と思います。
でも、初めて冬に沖縄旅行をして知ったのは、沖縄でも冬は寒い。ということでした。
冬の沖縄の何がどう寒いって、なにせ北風が寒い。
沖縄は海に囲まれた小さな島なので年間通じて風が強いです。特に11月から3月頃までの真冬の時期は北風がビュービュー吹き荒れる日があります。そうなるともう逃げ場のない寒さで、夜間早朝は、耳ちぎれるわ。と思うことがあります。
おまけに観測データには残らないような細かい雨が地味に降り続けることもあって、風と雨でどんどん体温が奪われていきます。
体験記事(2015年)→1月下旬 沖縄の一番寒い月は本当に寒かった【旅行記1日目】
だから予想最高気温が20℃を超えている日でも北風が強い日は、気温と体感温度のギャップで想像以上に寒く感じます。
一転真冬の夏日になることも
でも、そうか沖縄の冬は寒いんか。ほな冬服で。と一筋縄ではいかないのが沖縄の気候。
寒いときは耳ちぎれるほど寒いですが、日差しが出ると途端に暑くなります。
沖縄の冬の天気は基本、分厚い雲に覆われてどんよりしている日が多いのですが、たまーにスカッと晴れるとギラギラと太陽が照りつけて、気温25℃を超える夏日になることがあります。
朝晩は寒くても昼間だけ半袖になりたいほど暑くなる。冬の沖縄は暑さ寒さの波が激しいのです。
体験記事→(2018年)12月の沖縄で気温25℃以上の夏日を体験【10日間滞在ダイジェスト】
まだ沖縄の冬を知らなかったころ、うちなんちゅに「沖縄の冬ってどうなんですか?」と聞いたら、「沖縄の天気はわからないさ。1月でも半袖着ている日があるよ。」と教えてくれました。
冬の沖縄の服装を具体的に説明すると
では冬の沖縄に旅行するとき、どんな服装を準備していけばいいのか。
服装選びのポイントをざっくりまとめると、
- 北風対策ができること
- 小雨に降られても大丈夫なこと
- 体温調節をしやすいこと
といった感じでしょうか。
これらを踏まえて冬の沖縄旅行で困らない服装をこれから具体的に説明しますね。イメージしやすいよう商品画像も載せておきます。
アウターは2パターンがベスト
冬の沖縄に旅行する場合、アウターは2パターンで考えておくのがベストです。
ひとつは耳ちぎれるほど寒いとき用に厚手のもの、もうひとつは何かしら天気悪くて薄ら寒いとき用に薄手のものを準備します。
といえども、耳ちぎれるとき用のアウターは自宅から空港まで着て行けばいいので、カバンがパンパンで困ることはないと思います。
欲をいえば、圧縮して小さくたためるダウンジャケット、もしくは、裏地が脱着できるブルゾンやマウンテンパーカーなどがおすすめ。
大事なのは、首元までカバーできることと、少々雨に降られても気にならない素材であることです。
ついでに、厚手のアウターを手荷物バッグにねじ込むための収納袋を準備しておくと便利です。洗濯ネットとか便利ですよ。
そしてもうひとつ、何かしら天気悪くて薄ら寒いとき用のアウターとして、冷たい風や細かい雨を防げるウィンドブレーカーなどがあると心強いです。
脱ぎ着しやすくて薄くて撥水性があるものを、外出用のバッグに一つ放り込んでおきましょう。
もし屋外の活動時間が長い場合はレインコート持っていくのもありです。丈の長いタイプなら、公園のベンチが濡れていてもちょっと腰を掛けて休憩することができます。
レインポンチョはリュックやショルダーバッグの上からでも羽織れるので便利です。
トップスには脱ぎ着しやすい上着を
トップスにはトレーナーやパーカーが体温調節しやすくて便利です。
ニットよりも風を通しにくいし、小雨で濡れてもそんなに気にならない。さらに外で脱いだときは腰に巻いておけば両手が空けられるという気楽さが、トレーナーやパーカーをおすすめする理由です。
真冬なら分厚い生地でも大丈夫でした。ジップアップの場合は首元までしっかり閉められるデザインがいいと思います。
上着を脱いでも大丈夫なカットソーを
トレーナーやパーカーの下には重ね着ができる薄手の長袖カットソーを。半袖も持っていきますが、いつも半袖と長袖を重ね着してちょうどいいくらいです。
ヒートテックTシャツは一応持っていきますがめったに使いません。むしろヒートテックはタイツをよく使います。
あと、空港によっては保安検査のときに、脱げる上着(ジップアップやボタンの羽織りもの)は全て脱がないといけない場合があるので、上着を脱いでも大丈夫なカットソーを選びましょう。
最近絶賛愛用中なのが、antiquaのVネックカットソーです。
洗濯すると縫い目が斜めになるのが玉にキズですが、分厚さもシルエットもちょうどよくて、これ1枚でも出歩けるから使いやすいです。
ボトムスは下に着込んで寒暖差を調節
もしリゾート地に行くとしても残念ながら冬の沖縄でリゾートワンピは寒いです。それに、風が強いのでスカートがめくれ上がって大変だと思います。
スカートであれば、分厚い素材のロングスカートの下に厚手のタイツを履くとちょうどいいと思います。
パンツスタイルの場合はぜひゆったりシルエットを。
ゆったりしたパンツなら、下にヒートテックタイツをはくなどで寒暖差を調節できるので冬の沖縄の変わりやすい気候に向いています。
中でもポケットが大きいベイカーパンツやカーゴパンツが便利です。
スマホとかカメラのキャップ、パンフレットなど、旅先では何かと細々した持ち物が増えるので、パンツはポケット付きをおすすめします。
ネックウォーマーは超便利
おまけの話、冬の沖縄旅行ではネックウォーマーが超便利です。
ネックウォーマーをして首だけ暖かくしておけば、服装が少々薄着でも寒さが気にならない日もありますし、耳がちぎれそうに寒い日もネックウォーマーにめちゃめちゃ救われました。
私はイオンの雑貨屋さんで、ボタンで留めるタイプを買いました。
ボタンで留めるタイプだと、帽子をかぶっていてもお化粧をしていても気にせず脱ぎ着できるので楽なんです。
コンパクトで持ち運びしやすいし、使わないときはバッグやカメラのストラップに巻いておくこともできます。
めっちゃ便利なので超おすすめします。
冬の沖縄の寒暖を見極める目安
さて、ここまで、冬の沖縄は寒暖差が激しいので脱ぎ着しやすい服装で調節しようねという話を書きました。
最後に、沖縄の天気予報から翌日もしくはその日の体感を見極める目安を少し…。ってドヤ顔で書こうとしているのですが、詳しい人にとっては至極当然のことかもしれませんし、書いてたこと信じたらえらい目に遭ったわ。という事が起きるかもしれませんので、適当に読み流してもらえれば。とかなんとか前置き長い。
風向きが「北」の日は冷たい
まず、冬の沖縄の天気予報で風向きが「北」の日は冷たいと思ってください。「北北西」「北北東」もだいたい冷たいです。加えて北風が風速5m/s以上の日は寒いです。逃げ場がない寒さ。
参考のため過去に、耳ちぎれるわ。と思った日の観測値を調べました。
2016年12月沖縄本島中部で日の出前の朝7時。(観測地点:うるま市与那城宮城)
気温:17.4℃
風速:6.3m/s
風向き:北
気温が17℃超えているのに耳がちぎれそうに寒かったです。
体験記事→中城城跡で冬至に開催される『わかてだを見る集い』を見に行った
最高 最低気温の差がない日は曇天
もうひとつ、最高気温と最低気温の差がほぼない日はたいがい曇天です。日差しは出ないと思います。
よっぽど南風が吹かない限り、冬の沖縄で曇天の日はなにかしら薄ら寒いです。
参考に、2015年1月下旬の最高&最低気温の観測値を調べました。
まず、一日中小雨に降られてなにせ寒かった1月27日の那覇は、
最高気温:20.2℃
最低気温:17.0℃
で、最高気温が20℃もあるのに冷たい一日でした。
体験記事→1月下旬 沖縄の一番寒い月は本当に寒かった【旅行記1日目】
そしてその2日後、1月29日は本島北部で一瞬だけ日が差しました。
その日の本島北部(名護)の観測値は、
最高気温:19.9℃
最低気温:14.4℃
日差しはほんの一瞬でしたが気温差が5℃程度あります。この一瞬だけは暑いと感じました。
体験記事→今帰仁村を散策-旅行中初の日差しに感激【1月下旬の沖縄3日目】
ちなみに沖縄の天気予報は、いつも『tenki.jp』アプリでチェックしています。風向きまで表示されるのでわかりやすいんです。
さてと、少しは冬の沖縄旅行の参考になったでしょうか。
いやしかし、冬の沖縄で雲の隙間から突然太陽の光が差すと、太陽の力強さを実感します。あぁ。だから沖縄では太陽が神さまなんだとしみじみ思いますよ。
晴れたらいいですね♪
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