2019年12月に行った沖縄旅行の最終日の旅行記を書き忘れていたので…いまさらですが。
3泊4日で恩納村に2泊と最後那覇に1泊した旅行でした。
この旅行のダイジェスト&体験記事一覧→12月の沖縄旅行 今年も行ってきました
最終日は沖縄県立博物館・美術館へ行き、戦後の沖縄を写した写真集に一目惚れし、12月というのに夏日だった沖縄を楽しむ余裕もなく飛行機に飛び乗って帰っただけの一日です。
いや、“だけ”ではあるけれども、なかなか充実していたのではないかと。今となっては思います。
初日の記事はこちら→12月の沖縄旅行初日-ひたすらスーパーめぐりをした日
沖縄県立博物館美術館の「グスク展」へ
2019年12月25日水曜日。
最終日の朝は、最終泊した那覇のホテル「サンパレス球陽館」で安定の朝食。
体験記事(2017年9月)→サンパレス球陽館 スモールツインに宿泊しました【那覇 県庁前駅】
チェックアウトしてすぐに向かったのは沖縄県立博物館・美術館。
目当てはグスク展でした。(『グスク・ぐすく・城 -動乱の時代に生み出された遺産-』)。2019年11月19日~2020年01月19日まで開催されていた特別展示です。
展示期間をとっくに過ぎているのでアレですが、グスク展は地域も年代もものすごく広い範囲で「グスク」というものをとらえた内容でした。たぶん。
もっとマニアックなやつCome on!とは少し思ったけど、そうだった。ここは県立博物館。すぐに考えを改めました。パブリックな展示も楽しいものです。
グスクの復元イメージ図をじっくり見られたのが良かったな。それから、首里城正殿模型もなめるように見てきました。
写真集『こどもたちのオキナワ』に一目惚れ
そういえば、県立博物館のミュージアムショップで一目惚れした写真集がありました。
山田寛写真集『こどもたちのオキナワ 1955-1965』です。
この写真集に載っている子どもたちの笑顔や素の表情にごっそり心奪われてしまって、コレ、カウ。と反射的に決めていました。
写真集を買うことがまずない自分がなぜこんなに魅かれたのかわかりません。ただ、この写真集を見ていてふと思い出したのは、昔読んだ向田邦子のエッセイでした。
爆弾でうちも親兄弟も吹きとばされた友達もいたが、だからといって笑い声がなかったかといえば、決してそんなことはなかった。
<中略>
校長先生が、渡り廊下のすのこにつまずいて転んだというだけで、明日の命も知れないという時に、心から楽しく笑えたのである。女学生というのはそういうものであるらしい。【向田邦子「襞」、『夜中の薔薇』(講談社)より抜粋】
向田邦子の話は戦時中の女学生の話で、この写真集は戦後の沖縄の子ども達の写真なんですけどね。なんかこの時代のリアルな一面を感じたというか…。想像しかできない時代に音が加わる気がしたというのか、なんというか…。ハハハ。うまく説明できません。
さてと、話が長くなった。
夏日のクリスマスを味わうも余裕なく
写真集に出会ったことで火がついて、もっともっと沖縄本Come on!とジュンク堂へ。
案の定ジュンク堂で長居してしまい、ここから先はドッタバタでした。大慌てで自宅用の沖縄食材やら何やらを買い物。お昼ご飯は車の中でおにぎりをかじるというハードスケジュール。
それにしてもこの日は暑かったです。調べたところこの日(2019年12月25日)の最高気温は15時に那覇で25.2℃を観測していました。クリスマスですぜ。奥さん。
とか言ってる割には夏日の風景を一枚も撮ってないんです。沖縄っぽい風景見たかったのに。という人がいたらごめんなさい。忙しかったもので…。
買い込んだ食材をなんとか箱に詰め込んで、郵便局で発送手配。
ギリギリでレンタカーを返却して那覇空港へ。
JALでビールを飲みながら伊丹へ
帰りの便は伊丹空港行きのJALでした。マイル特典のチケットです。
(関連記事→新たなVポイントをJALマイルに交換するなら【2024年4月】)
確かねぇ、搭乗口前で生ビールを飲んでいたと思います。あの頃はそれを楽しめたんだなぁ。
そして機内でもオリオンビール!オリオンビールもまだ「DRAFT BEER」だったころです。あの味が恋しいなぁ…。
楽しかったな。なんでもないようなことが。
そんなこんなで2019年12月の沖縄旅行はこれにて終了。いい旅でした。天気に恵まれて、リゾートホテルに泊まって、思い出の居酒屋に行って、自炊部屋飲みもして、ドライブも観光も楽しんで…etc
あぁ、あぁ、しみじみ。
早くあの日常が戻ってきますように。ってちょっとしんみりしすぎですな。
この旅行の体験記事一覧
・お昼ごはんに翻弄された日【2019年12月沖縄旅行2日目】
・恩納村散歩と歴史の道と首里城見学【2019年12月沖縄旅行3日目】
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