2019年12月24日。冬の沖縄旅行3日目。
前日の何をしたのかよくわからなかった日とは違い、恩納村で青い海白い砂浜を眺め、歴史の道を行き、首里城見学からの夕日を眺めるという、なかなか充実していた日。
天気にも恵まれて、よい時間を過ごすとビールがうまい。そんな一日を振り返ります。
前日(2日目)の旅行記→お昼ごはんに翻弄された日【2019年12月沖縄旅行2日目】
初日の旅行記→12月の沖縄旅行初日-ひたすらスーパーめぐりをした日
この旅行のダイジェスト&体験記事一覧→12月の沖縄旅行 今年も行ってきました
恩納村のホテル周辺を散歩(冨着ビーチ)
この日は恩納村のホテルをチェックアウトする日。
大慌てで荷造りをしてふと目を上げると、なんとよい天気。
いつもそう。
オーシャンビューの部屋に泊まるとなぜか最終日はめっちゃ晴れるんです。だから毎回、えー!もう1泊したーい!という気持ちを振り切って出てくるわけで…。たぶんあれだな。呼び止められているのさ。
ちなみにホテルは恩納村の「ムーンビーチパレスホテル」。いいホテルでしたよ。
体験記事(2019年12月)→ムーンビーチパレスホテル宿泊レポート【恩納村】
今年(2020年)に入ってリニューアルしたみたいですけどね。
そんなこんなでチェックアウトを済ませた後は、ホテル周辺を少し散策。
恩納村でムーンビーチに泊まったら、たいていホテルのビーチですごすと思うのですが、実は少し歩いたところにも「冨着ビーチ」という真っ白な砂浜の海岸があるんですよ。
ここはほんとに、天気のいい日は目が開けられないほど白い綺麗な砂浜で、人も少ないし(時期による?)お気に入りの場所です。
しかし沖縄は天気がいいと、どこを見てもきれいですね。
こうやって細い路地のすき間から見える海も好き。
恩納村に残る「歴史の道」をドライブ
さて、ホテル周辺の散歩を楽しんだ後は車で那覇方面に移動します。でもその前に、どうせなのでちょっと寄り道。
ドライブがてら恩納村に残る歴史の道へ。と言いたいところなんですが、どの道を行ったのかあんまり覚えていないんですよね。
私たちが行きたかったのは、「国頭方西海道(くにがみほうせいかいどう)」という琉球王国時代に整備された道で、首里城から名護まで続いていた街道(宿道/すくみち)の一部。
途切れ途切れとはいえ今もその名残をとどめているようなので、車で行けるところだけでも通ってみたかったんです。
詳しい説明やルートマップは恩納村の公式サイトに載っていますよ。
史跡「真栄田の一里塚」
なんやかんや遠回りして最初にたどり着いたのは、「真栄田の一里塚」。
一里塚は、宿道の一里ごと(だいたい4kmごと)に置かれていた目印で、旅人が距離の目安にしていたものだそうです。
めっちゃわかりにくい写真ですが、
道の両サイドに白い杭が写っているその外側のこんもりした場所が一里塚です。松の木が植えられているところ。
そしてこの道を、
向こうから歩いてくると、
こんな感じで一里塚が見える。この道を昔の人は歩いて旅していたんですね。ん~歴史ロマン♪
いやしかし、いい天気だ。
山賊が現れる難所「フェーレー岩」
そして次に目指したのはフェーレー岩。恩納村に来たら一度は見ておきたかった場所です。
「フェーレー」とは「追いはぎ」とか山賊のこと。
琉球王国時代、宿道沿いのこの岩の上に山賊が現れて、道行く人の荷物を上から釣り上げて奪ったんだそうです。この道最大の難所だったんですって。
しかし岩の上から荷物を釣り上げるとか…。今となっては漫画みたいな話ですね。
お昼は海を見ながらお弁当
さぁそろそろ時刻はお昼過ぎ。この日の決断は早かった。
関連記事→お昼ごはんに翻弄された日【2019年12月沖縄旅行2日目】
迷うことなく読谷村「喜名番所」近くの弁当屋でうちなー弁当を買い、「セーラの森公園」駐車場に車をとめて、いただきます。
なすのみそ炒めがメインなんで色合いが地味ですね。でもうちなー弁当はうまいうまい。
セーラの森公園は読谷村の高台にあって、海が見えるし、芝生の広場もあるし、東屋もあるしで、ちょっと一息つきたいときにちょういどいい公園です。
風が穏やかならば東屋でお弁当食べたかったんですけどねー。
首里城を見学して夕日を眺める
お弁当を食べ終わったらちゃっちゃと那覇へ移動。
そして覚悟を決めて、首里城公園へ。
火災後の首里城へ行くのはこれが初めてでした。勇気がいるけど行っておかないと気が済まなかったのでね。
で、いろいろ感じつつ、でも結局のところ楽しみましたよ。見学してからこの記事を書くまでかなりの時間が経っているので、今はもっと楽しめるようになっているんじゃないかと思います。
首里城見学の話は長いので別記事に書きました。
別記事→火災後の首里城を見学-新しい公開エリアを歩いてきました
首里城を満喫して一息ついたころにはいい感じの夕暮れ時。
予定ではさっさと那覇のホテルにチェックインして、夜の街に繰り出すつもりにしていたのですが、なんだか名残惜しい気がしたので夕日が見える高台に寄り道。
場所は首里城のすぐそば「崎山公園」です。
少し霞がかっていたけど、綺麗だったなぁ。
那覇は大都会なのに、なんというか生活感があるんですよね。人が多いのに無機質な街を見ているのとは違って、なぜがホッとするような…。子どもの頃、日が暮れて家に帰ったら晩ご飯のにおいとお風呂のにおいがしてやたら嬉しくなったような、あんな感じ。ってどんな感じよ。
那覇のホテルにチェックイン
さてさて、那覇のホテルにチェックインする頃にはもう外は真っ暗。
泊まったのはゆいレール県庁前駅すぐの「ホテルサンパレス球陽館」。我が家の定宿です。
関連記事→ホテルサンパレス球陽館の和洋室に泊まりました【那覇】
荷物を置いて落ち着いたら、夜の街へGo!
沖縄のクリスマスは3日間?!-那覇の夜に乾杯!
意気揚々と繰り出したわけですが、困ったことにこの日は12月24日。クリスマスイヴです。イ・ヴ。
実は那覇への移動中、ラジオで、沖縄のクリスマスは3日間。という話を聞いて笑っていたんですよ。
旧盆にご先祖様をお迎えするのと同じ要領で、サンタさんをウンケー(お迎え)、ナカヌヒ(中の日)、ウークイ(お送り)しないといけないから。というオキナワンギャグですね。
めっちゃおもろいやん。と他人事のようにニヤニヤしていたら、なんということでしょう。目当てにしていた居酒屋が3日間の臨時休業。
ほんまにサンタさんをウンケーしてるんかな。と思ったら凹みかけていたのに笑けてきて、まぁええわ。次行こう。次!ってなりました。オキナワンギャグに救われました。
しかしあれですよ。クリスマスイヴの那覇、特に西町や東町の界隈はびっくりするくらい閑古鳥でした。みなさんどこに行ってるんでしょう。家庭ですごしているのかしら…。
お店は前から行ってみたかった西町の中華屋さん「西屋」へ入ったのですが、ここも私たち以外お客さんはおらず…。シーンと静かな店内にテレビの音だけが響く。的な。
ま、小っちゃなことは気にしなーい!それ!かんぱいかんぱーい!
西屋の餃子、おいしかったです。皮がもちもちで中華っぽいスパイスが効いていたような。
あと写真の赤い「中華イカ」は甘酸っぱいイカの何かなんですが、もっと少なくてもよかったかな。いいアテではあるけれども。
それから中華屋さんの焼きソーキ。
これも何かのスパイスが効いていて中華風のソーキ。ビールがすすむすすむ。
あぁ。楽しい夜でした。
いいなぁ。このころは外食も心置きなく楽しめたんですよねー。古き良き時代です。
というわけでこれにて沖縄旅行3日目終了。なかなか充実した一日でしたよ。だってビールうまかったもん。
さ、翌日はいよいよ最終日。思い出せばたしか、夏日のクリスマスでした。
つづく→博物館と沖縄本と空港で生ビール【2019年12月沖縄旅行最終日】
2日目の旅行記→お昼ごはんに翻弄された日【2019年12月沖縄旅行2日目】
初日の旅行記→12月の沖縄旅行初日-ひたすらスーパーめぐりをした日
この旅行のダイジェスト&体験記事一覧→12月の沖縄旅行 今年も行ってきました
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