ジェットスターの非常口座席に座ってみた感想などを少し。
以前の記事で、ジェットスターのチェックイン手続きのときに、「非常口座席へ無料でグレードアップしませんか?」と聞かれることがあると書きました。
以前の記事→関空発那覇行きのジェットスターを10回以上利用して気づいたこと
なんだか得した気になって深く考えずOKをしたら、そんなん知らんかったー!という制約だらけで大変な思いをしたことがありました。
それ以来、私は非常口座席を断固拒否。
ところが最近、どうしてもその席しか開いてないということで致し方なくそこに座ってみると、何のことはない。むしろ快適なんじゃないかと思うようになりました。
ジェットスターの非常口座席で感じた不自由と、それがちょっとしたコツで快適に過ごせるようになったという体験談です。
ジェットスター非常口座席の制約
これは、私が非常口座席に座ったことがあるのはジェットスターだけなので、ジェットスター以外の航空会社についてはわからない。という前提の話です。
非常口座席というのは、文字通り客席の中で非常口に一番近い座席のことです。
その席に座ると、万が一避難が必要になったときに、客室乗務員の指示で非常口扉を開けたり乗客の避難を助けたりする役割が発生します。
ですので非常口座席には、本人や同行者のコンディションなどが一定の条件を満たした人しか座れません。
とはいえ、30代女性(当時)が一人で利用したときにもおすすめされたので、特別屈強な男子でなくても非常口座席に座って良いようです。
ただ、非常時に役割がある席がゆえに離着陸時にはとても面倒臭い制約があるのです。
具体的に言うと、離着陸時には機内に持ち込んだ全ての荷物を頭上の棚に収納しないといけません。
私が座ったときは貴重品用のミニバッグなども全て収納。確か前方のシートポケットも使えなかった(もしくはシートポケット自体がなかった)ように記憶しています。
それから、真冬だったのでコートをひざ掛け替わりにと思っていたらそれもダメ。なにせひざ掛けがダメ。
そしてあの時は運悪く、三列シートの横並び全員他人で私が窓際という最高に気を使うシチュエーションでした。
無事に離陸してベルトサインが消えた後も、隣のお客さん2人をまたいで荷物を取りに行き、再び2人またいで自席に戻るとか、無理やわー!そんな勇気ないわー!と相成りまして…。
やだなー。暇だなー。なーんか、薄ら寒いなー。
と思いながら、ただひたすら目をつぶって(眠れない)数時間の空の旅を乗り越えたのでした。
だからそれ以来非常口座席は拒否!断固拒否!を貫いてきたわけですが…。
非常口座席再び-足元の広さに感動
オンシーズン真っ盛り、7月中旬の沖縄旅行でジェットスターを利用したとき、相方(夫)と2人並んで座れる席が非常口座席しか残っていなかったことがありました。
そうなったら仕方がない。仕方がないけどめっちゃ嫌や非常口座席。
ふてくされながら久しぶりに非常口座席へ座ってみたところ…もしかして?そこまで悪くない?かも。的な?
っていうか、足元めっちゃ広いやーん!
座って足を伸ばせる広さに感動。(身長165cm)
初めて座ったときにはそんなことひとっつも気づかず、ただただ不自由なだけだと思っていたのに。
しかもラッキーなことに、再びチャレンジした非常口座席は三列シートに相方(夫)と私以外他のお客さんはおらず。めっちゃ自由。荷物取り放題。うはははは~♪
一旦離陸してしまえばこんなにのびのびと快適な時間が過ごせる席だったんだと、ようやく気づいた出来事でした。
非常口座席を快適に過ごすコツ
さて、何も知らずに非常口座席を選んで大変だった経験から、非常口座席で快適に過ごすコツを見つけることができました。(ただしジェットスター以外の航空会社についてはわかりません。)
一人のときは通路側に座る
序盤に説明した通り、非常口座席では離着陸時に全ての持ち物を頭上の棚に収納します。
なので、ベルトサインが消えた後、誰も踏み越えることなく荷物を取りに行けるよう、通路側の席をおすすめします。(空いていればの話ですが。)
搭乗前に荷物を整理しておく
搭乗前に離陸後のおやつとか飲み物、あと文庫本とか小さくたためるひざ掛けなどをひとまとめにしておくと便利です。
巾着袋や口を閉められる小さいバッグなどに入れるといいですよ。
離陸後に使いたい物がまとまっていると、もし通路側に座れなかったとしてもタイミングを見計らってスマートに荷物を取りに行けそうです。
小さいハンドタオルは握っていられた
これはコツというのか、タオルが手元にないと落ち着かない人でして…。
折りたためば手に収まる程度の小さなハンドタオルは、離着陸時に握っていても大丈夫でした。
あと、スマホはすっぽり収まるならばポケットに入れておいても大丈夫だったと思います。
まぁジェットスターとしては、非常口座席とその後ろの席は「エクストラ・レッグルーム・シート」というグレードだそうです。足元が広い席なので、本来ならば普通席より高い座席指定料が必要な席。
だから無料でグレードアップしてもらえるのはありがたいことなんですよ。そう、ありがたい。
多少の制約はありますが、コツさえつかめばとても快適な席なので、カウンターで声をかけられたときはちょっと冒険してみるのもアリ?かも。です。
コメント