2015年12月22日。トゥンジー(冬至)の、わかてぃだ(新しい太陽)が生まれる日に、南城市役所へ婚姻届を提出しました。
二人ともまだ大阪在住ですが、婚姻届は旅行先でも提出できると知り、それならばぜひ沖縄でという話になりました。
提出当日はいつもと違うすごし方をして良い一日だったと思います。
一応特別な日なので忘れないための体験談と、旅行中に婚姻届を提出してみて知ったことなどを少し書いておきます。
婚姻届提出の朝-日の出を見に知念岬へ
沖縄で婚姻届を提出しようと決めたとき、だったらその前に久高島へ行きたい。とひらめいてしまったので、手続きは南城市役所ですることにしました。
提出当日の早朝、まずは日の出を見るために知念岬公園へ。
昔から冬至は太陽が生まれ変わる日とされていて、沖縄では冬至の朝に昇る太陽を、新しく生まれた太陽という意味で「若ティダ(わかてぃだ)」というそうです。
私たちにとっても門出の日ということで、わかてぃだの誕生を拝みに行きました。
沖縄旅行のたびに訪れていた久高島へ
そして午前9時安座真港発の船で久高島へ。
島内の各拝所をまわって、これから入籍しますという報告と、また沖縄に来れましたありがとう。そしてまた来ます。などなど心の中でごあいさつ。
沖縄に滞在する時はいつも久高島へ行っていたので、このタイミングでここに来れたことには感慨深いものがありました。
だけどこの日はバタバタ。思いつく限りの拝所を廻ったら午前11時の便で安座真港へ。
高速船のチケットを買うとき、少しだけ会話した島のおじさんが「またきてね~」と言ってくれたのは嬉しかったなぁ。
南城市役所で婚姻届を提出
安座真港に着いたらそのまま南城市役所へ。
ちょうどお昼休みの時間帯になってしまって蛍光灯がパチパチ消えていく中、窓口で書類チェックと受付をしてもらいました。
かれこれ30分以上、書類に不備がないかじっくりチェックしてくれて「これで大丈夫ですよ。おめでとうございます。」と、無事に手続き完了。
その後、南城市オリジナルの結婚記念証をもらったり、なんじぃのでっかいぬいぐるみと記念写真を撮ってもらったり、南城市役所のいろんな方が入籍した私たちに関わってくださいました。
南城市って素敵な街です。
そうそれから、南城市の結婚記念証にはいくつかデザインがあるのですが、私たちは久高島デザインの記念証を選びました。すると最後の最後、丁寧に書類をチェックしてくれた窓口のおばさまがそれを指して、「ここは私の生まれ故郷なんですよ。ご縁がありますね。」と言ってニコッと。
その瞬間なんだか神さまに出会ったような気になって、嬉しいというのかありがたいというのか。しばらくボーっとしていました。
よく考えたら南城市役所なんだから久高島出身の方もたくさんいるはずで…。なんですけど、あ、神さまだ。とあの時は思ったんですよね。
沖縄で婚姻届けを出してよかった
婚姻届の提出はめっちゃ事務的と聞いていたのですが、南城市役所のみなさんは何度も「おめでとうございます。お幸せにね。」と言ってくれて、それがとても嬉しかったです。いい意味で聞いてたんと違う驚きでした。
二人とも緊張していて余裕がなく、いろいろと鈍臭かったと思います。でもだからこそいつもより何倍も沖縄の人の温かさを感じたし、助けられました。
やっぱり沖縄大好きだー!!
旅行先で婚姻届を提出するのに必要だったもの
さて、大阪在住の2人が沖縄旅行中に婚姻届を提出するために必要だったものを、参考までにメモしておきます。ただしこれは2015年12月時点の話です。実際に提出する際には旅行前に役所などに確認を取ってくださいね。
旅行先で婚姻届を提出するのに必要だったもの(2015年12月時点)
- 戸籍謄本(戸籍全部届け)
- 印鑑
- 身分証明書
- 証人欄に署名&押印されている婚姻届
特に気をつけるのが、戸籍証明書類は抄本ではなく「謄本」だというところ。それから本人たちの身分証が必要だというところが、地元で提出するときと違う点だったと思います。
新しい本籍地を沖縄に
それから今回入籍するにあたって、私たちは本籍地を沖縄に変更しました。
本籍地について調べてみたところ、新しく本籍地を登録する場合、日本国内で住所がある場所であればどこでも登録してもいいようでした。ただし、〇番地△号のように地番までわかっていないとダメらしいです。皇居とか大阪城とかに登録している人もいるとWikipediaで読みました。
でもこれも2015年12月時点の情報なので、事前に必ず役所などに確認してください。
以上、貴重な体験談でした。(めったに体験することないという意味で)
沖縄で婚姻届を出して本当によかったです。ほんとにいい入籍ができました。思い出しながらこの記事を書いていても心がほっこりします。
ありがとう沖縄♡
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