2022年1月1日。沖縄10日間滞在4日目の旅行記。
あけましておめでとうございます。いよいよ沖縄でのお正月。
お正月滞在を計画したときは、沖縄でお正月をすごせるんだから呑めや歌えの大騒ぎじゃ。と思っていたのですが、私たちは案外大人だったようで、何をすることはなく、まったりゆっくりとした元日をすごしました。
でも、沖縄で初日の出を拝めたし、初詣にも行ったし、お正月っぽい?料理も食べたし、とても贅沢な一日となりました。
1日目の旅行記→感染対策疲れをうちなー天ぷらに癒される【沖縄10日間滞在初日】
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初日の出を拝みに山巓毛公園へ
2022年元旦。新年早々、眠たい眠たいとぐずりながら初日の出を拝みに山巓毛公園へ。日の出時刻は7時17分。日の出がゆっくりなのはありがたい。
前日に下見していた展望台付近はまぁまぁの人出。
前日の記事→沖縄で年越し初体験 大晦日らしくない大晦日【沖縄10日間滞在3日目】
展望台は遠慮して下の広場で日の出を待ちました。
しかし初日の出の時間なんて絶対寒いと身構えて、もこもこジャンパーとナイロンパンツ&ニット帽のフル装備で出かけたら、そんなたいして寒くもなく…。ていうか、ハーフパンツにツッカケで来てる人もいました。すごいなぁ。沖縄にいる感じがする。暖かい場所は大好きさ。寒い日は寒いけど。
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さぁいよいよ太陽のお出まし。水平線から昇る朝日もいいけど、山際でキラリと輝く朝日もいいなぁ。
朝日を浴びる糸満の街もいい感じ。
あんまり一生懸命太陽を見つめていたもんだから、目が焼けてしまって瞬きをするたびに太陽の残像がすごかったです。
目も疲れたことだし、そろそろ初詣に行きますか。
山巓毛から白銀堂方面へ、通ったことのない道を行くと赤瓦のある風景が現れて、糸満にこんな場所があったんだと静かに感動していました。やっぱり、旅先では歩かないといけませんね。
白銀堂へ初詣
初詣に訪れた糸満の白銀堂は、今でこそ鳥居が建ってお宮さんみたいに見えますが、元々はヨリアゲ嶽という御嶽(うたき)だったようですね。過去記事にすこーしだけ白銀堂について書いたことがあります。
過去記事→糸満の史跡めぐり-沖縄旅行最終日2時間だけの歴史旅
糸満の人たちは生活の節目節目に白銀堂へお詣りしているイメージがあります。
だから、元旦の白銀堂なんてさぞかし混雑していることでしょう。と、出直し覚悟で訪れたところ、なんと10人程度の参拝客。ありがたくお詣りして、帰る頃には順調に人が増えていったので、初詣は早めに行くのが吉のようです。
初詣帰りに朝散歩
まっすぐ帰るのもなんなんで、少し遠回りして早朝散歩。早朝といっても8時くらいなんですけどね。
白銀堂からまっすぐ海岸方面に歩くと見えてくるのが、「スーシ」と呼ばれる竜宮神の拝所。
昔、竜宮について一生懸命調べたことがありました。まだぼんやりとしか理解できてないけど。懐かしいなぁ。
昔書いた記事→振り向けば竜宮~竜宮の拝所コレクション~【DEEokinawa】
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太陽が昇ってもしばらく朝の日差しが心地よい季節。冬の沖縄はこういう時間を楽しめるから好き。
元旦の朝食は目から鱗のアイディアで
いや~。歩くのいいなぁ。と爽やかな朝を満喫して帰宅(帰部屋?)。
小腹が空いたので朝食をいただきましょう。
2022年元旦の朝食メニューは、沖縄県産玉子のたまごかけごはん~宮古島のアンダンスー(油味噌)とアンマーのカチュー(かつお節)を添えて~。あと、大根の皮とレタスとか端切れ野菜のmiso soup。
夫がみそ汁を作ってくれたのですが、そういえばおみそ買ってないのにどうしたんと思ったら、お椀2杯分のだしで野菜を茹でて、最後にマルコメのインスタントみそ汁を入れたんだとか。
なるほどー。聞いてしまえば簡単だけど今まで全く思いつかなかったそのやり方。目から鱗の初メシでした。
お昼ごはんは年越しちゃったてびちそば
満腹になったのでもう一度寝てやろうか迷いつつ、とりあえずパソコンを出してWi-Fiをセッティング。そこからはひたすらネットサーフィン。
せっかく沖縄にいててしかも元旦に何してんねん。ってな。いや…4日目にしてやっとこういう時間がとれてホッとしたんです。
そしてネットサーフィンというのは、あれはネットの波ではなく時間の波に乗ってるんでしょうね。あっという間にランチタイム。
本日のランチは、年越しちゃったそば。ジブリの何かに出てきそうな表情のアシてびちを野菜そばに乗せて。
てびちはスーパーかねひでで買ったお惣菜、「お肉屋さんの豚てびち煮付」です。
ちなみに、本来沖縄では豚足のことを「アシ」というそうです。そして行事などで出されるお膳の一品として、しょうゆ味のおかずを「ウティビチ(ティビチ)」、みそ味のおかずを「ウンブシ(ンブシ)」。
よって、豚足をしょう油味で煮たおかずは「アシティビチ」なんだそうです。
ってドヤ顔で書いていますが、つい最近『沖縄ぬちぐすい事典』で読んだ話です。この本おもしろいです。
車がない沖縄滞在は強制的にゆっくりできる
午後からは狙っていた沖縄のローカル番組を見たり、夕方にぷらっと散歩に出たりして年寄りみたいにすごしました。って失礼だわ。今日日のお年寄りはもっとアクティブです。
いやでも、沖縄滞在中に車がないと強制的にゆっくりするしかないから、実はいいことかもしれないなぁと思いました。
長期滞在中はとにかく“ゆっくり休む”というのが最重要事項なのに、車があるとどうしても、行っちゃう?とか言って遠出してしまうんです。
関連記事→(2020年10月)読谷村に呼ばれた日【沖縄長期滞在6日目】
それに、車であちこち出かけると、長く滞在していたその土地のことを全く知らないまま帰ってきてしまって、もったいないことしたな。と思うことがたびたびありました。
だから、年末年始にレンタカーが借りられなかったのは不本意だったけど、結果的には良かったんじゃね?なんて話しているうちにこの日は日没。
沖縄のお正月に乾杯
さて、そろそろ晩ご飯紹介といきますか。
- ケンイカ?刺身(あんまー魚市場)
- ウサンミ?(お惣菜/かねひで)
- 茹でたインゲン(沖縄県産/うまんちゅ市場)
- うちなー天ぷら(前日残り)
- 野菜スティック(ゴーヤー/うまんちゅ市場)
- キャベツ千切り(沖縄県産/うまんちゅ市場)
- もずく酢(まきし鮮魚/糸満お魚センター)
我ながらびっくりなんですが、2日連続であんまー魚市場に行ったみたいですね。
前日の記事→沖縄で年越し初体験 大晦日らしくない大晦日【沖縄10日間滞在3日目】
そしてこの日買った刺身はたぶんケンイカだったと思います。
ケン?ヤリ?どっちだったか忘れてしまったんですが、そっち系のイカが沖縄で獲れるとは知らなくて、これって沖縄で獲れたんですか?と聞いたら、え?そっち(沖縄県外)にもあるの?というお返事で、え?え?とお互いにハテナが飛んでおりました。
だけどおいしいったらありゃしない。しかもまぐろ刺身をシーブン(おまけ)してくれて、とっても嬉しかったです。お値段確か700円。
沖縄の重箱料理?ウサンミ?
せっかくお正月なので沖縄の重箱料理を。と、スーパーで散々探してやっと見つけた、真空パックの五品セット。
盛り方がわからず慌ててググり、めでたい行事では三枚肉の皮を下向きにする。という情報だけは見つけられました。あとはよくわからずぐちゃぐちゃです。すみません。
しかもこれはお供え用のお料理らしく、ご先祖様にお供えした後にみんなでいただくものらしいです。そして地域によっては「ウサンミ」ともいうらしいです。もしかしたら、沖縄のお正月では重箱料理を作らないのかも…いや、旧正月には作るのか??
だけど、これがおいしいの。ごぼうはホロホロ昆布は肉厚お出汁ジュワ。
ほんとに沖縄の食はレベルが高いです。沖縄の伝統料理をもっと知りたいと思いました。
さて、そんなんこんなで元日の夜は更けて…。
いやしかし沖縄で、しかも元日に、初日の出と初詣以外これといって何もせずにすごすって逆に贅沢だなと思いました。こんなに日常臭い非日常、なかなかないよ?あぁ楽しかった。
正月二日は何して遊ぼうかしら。
つづく→引きこもりDayに沖縄でしかできないことを【沖縄10日間滞在5日目】
1日目の旅行記→感染対策疲れをうちなー天ぷらに癒される【沖縄10日間滞在初日】
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