久高島の徒歩散策【その2】西側の海沿いを歩く

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久高島で徒歩散策をしたときの話が長くなったので、分割しています。この記事は【その2】です。

前回の記事では、徳仁の浜の高台にある『長生きベンチ』の後ろから、島の南側を散策した話を書きました。

【その1】島の南側を行く

この記事は、メーギ浜の北側の漁港付近から、久高島の西側の海沿いを散策したお話です。

大君口・君泊

漁港から集落に引き返す途中、大君口・君泊(うぷちんぐち・ちみんとぅまい)という場所を見つけました。

久高島の史跡 大君口・君泊(うぷちんぐち・ちみんとぅまい)
大君口・君泊(うぷちんぐち・ちみんとぅまい)

ここは琉球王国時代に、国王と聞得大君(きこえおおきみ・最高神女)が久高島に参拝に訪れる際の船着場だったそうです。

この広場の先は崖になっていて、現在は崖の下に漁港があります。

この辺りも、前回の記事に書いたアカラムイの一部のようですね。沖縄県のサイトには久高第二貝塚とも書かれているので、かなり古い時代からここは陸地だったのかなと思います。

前回の記事→久高島の徒歩散策【その1】
沖縄県のサイト→久高島【沖縄のしまじま】

大君口・君泊の場所

サンカクモーンミー

大君口・君泊のすぐ近くに、パッと見では何のことはない植え込みみたいな三角地帯がありました。

久高島にあるサンカクモーンミー
サンカクモーンミー

実はここ、サンカクモーンミーという祭祀の場なんだそうです。

久高島に限らず沖縄には、こういうパッと見ではわからない聖地がそこかしこにあるので要注意です。

サンカクモーンミーの「サンカク」は文字通り「三角」。「モー」は「広場」とか「原っぱ」みたいな感じ。だと思うんですけど、「ンミー」ってどういう意味だろう。~の目?~の中?

久高島にはサンカクモーンミーがここを含めて2ヶ所あるんだそうです。

おじぃのベンチ

サンカクモーンミーから簡易郵便局の前を通りすぎて、西側の道を進むと、海が見えるゆんたくどころがあります。

久高島のゆんたくどころ
おじぃのベンチ

写真の手前に写っているベンチが、ゆんたくどころ。ベンチの向こうの坂道を降りると、漁港があります。

何年か前、自転車で久高島を周っていた時、この坂道を立ち漕ぎで上り切ろうとしたことがありました。

緩やかに見えて地味にキツイ坂道で、途中、別にもうええかな。と思って自転車を降りようとしていました。

すると坂の上から、
「がんばれぃがんばれぃ~」
と声が聞こえました。

見上げるとベンチに腰掛けたおじぃたちが、「がんばれぃ~」とこちらに声援を送ってくれていたんです。私はなんだか嬉しくなって、そのまま立ち漕ぎで坂道を上り切っていました。

ゼーハーいいながら坂の上に着いたとき、おじぃが言ってくれた一言、
「あんたはまだ若い。」
は、アラフォーゾーンに入りたてのナイーブな心に染み渡りましたよ。

ここに来れば思い出す、おじぃのベンチ。青い空。

久高島の井泉

さて、ゆんたくどころを通りすぎて、そのまま海沿いの道を歩きます。

ここからしばらく、沖縄では「カー」とか「ガー」とか呼ばれている、井泉(せいせん・水場)めぐりを楽しみました。

沖縄では井泉とか水源地をとても大切にしていて、香炉を置いて行事のたびに感謝をささげている場所はたくさんあります。

近年まで生活用水として使われていた場所や、今も伝統行事のときに使われている場所もあって、それを知るとなかなかおもしろいんです。

この日の久高島散策でも5、6箇所めぐったのですが、その中から少しだけピックアップ。

山井泉(ヤマガー)

ヤマガーは、生活に使われていた井泉で、島人達が水浴びをしていたところだそうです。

久高島の井泉、ヤマガー
山井泉(ヤマガー)

写真ではわかりにくいんですけど、階段を降りた先に四角い水溜がありました。

そしてヤマガーから一歩表に出ると、

久高島の井泉、ヤマガーの入り口と向こうに広がる絶景
ヤマガーの入り口と向こうに広がるオーシャンビュー

こんなに素敵なオーシャンビュー!

すごいやん!展望風呂やん、展望風呂。とかいってここで写真を撮りながらはしゃいでいました。

でも今になって冷静に考えると、風呂から海は見えんから展望風呂ではないし、そもそも風呂とはちょっと違うし…。完全に浮かれてましたね。まぁええけど。

イジャイガー

イジャイガーは、祭祀の時に使われていた井泉だそうで、久高島を有名にしたイザイホーの時に神女達が禊をする場所だったようです。

持っていた資料には”男子禁制の地”と書かれていたので、夫を置いて私一人で見に行きました。

久高島の井泉、イジャイガー
イジャイガー

先ほどのヤマガーとは違って、何にも囲まれていない岩のすき間に、透き通った波が押し寄せるめちゃくちゃ綺麗な場所でした。

実は少し前まで、カーとかガーとかにまったく興味がなかったんです。単純に意味が解ってなかったからなんですけど。

でもこうやって資料を見ながら改めてカーめぐりをしていると、昔の人の生活が見えてくるようで、何ならそこで野菜を洗いながら他愛のない会話をしている声が聞こえてきそうで、おもしろいなぁと思いました。

井泉の各場所はGoogleマップに落とし込めませんでした。ストリートビューができないと微妙な位置がわかりませんね。でもだいたいこの辺にいくつかあります。

ということで、また話が長くなったので続きはまた後日。

もうそんなにネタは残っていないんですけどね。まぁいっか。

つづく→久高島の徒歩散策【最終話】集落を散策

久高島の徒歩散策【その1】島の南側を行く

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