2021年12月31日。沖縄10日間滞在3日目の旅行記。
さて、いよいよ大晦日。沖縄で年を越せるなんて初体験。なのですが、なんとなく大晦日らしさを感じられずに一日をすごしました。
だけどまぁ、ゆっくりできたし、散歩もできたし、またおいしいうちなー天ぷらと出会えたし、いいんじゃないの。と思っていたら、最後の最後、年越してからめっちゃ大晦日を味わえて、めでたしめでたしな日。
1日目の旅行記→感染対策疲れをうちなー天ぷらに癒される【沖縄10日間滞在初日】
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大晦日の朝はまったりと
さあ、心ゆくまで寝てやるぞ。と意気込みすぎて普通に目覚めた朝。
スーパーで買っておいたゆしどうふを沖縄そばに乗せて至福の朝食。
午前中は部屋の片づけなどしながらまったりすごし、お昼ご飯は自炊メシです。
石垣島の新米に、
沖縄県産野菜とパイナップルポークの野菜炒め。
それから、沖縄そばのスープにゆしどうふを入れて、いただきます。
野菜炒めがちょっと薄味になってしまったけど、県産野菜はおいしいねぇ。パイナップルポークはあっさりきれいな味。
ちょっと散歩とプチ歴史散策
満腹が落ち着いたら、散歩がてら山巓毛公園の下見へ。ここで初日の出を見たいなぁと企んでいるんです。
途中、山巓毛の近くでプチ歴史散策。といっても、歴史本で読んだ古墓を探しただけなんですけどね。
今回の古墓探しはだいぶマニアックだったので一カ所だけ、「フタバカ(蓋墓)」の写真を載せておきます。
糸満の古墓「フタバカ(蓋墓)」
フタバカ。上から蓋してるから蓋墓?
実はフタバカについてちゃんと調べ切れてなくて…。でも一応、手持ちの歴史本には、1400年代に尚巴志(しょうはし)という人物が、南山(なんざん/現在の沖縄本島南部あたり)の王・他魯毎(たるみー)と戦ったときの、南山兵の墓だと書いてありました。
フタバカの場所は、糸満市が発行している『1945(昭和20)年ごろの屋号地図』で見つけましたよ。
糸満ロータリー付近には歴史のある墓が多く残されています。
古墓が集まっている場所の周辺を歩いてみると、そこだけポコッと丘みたいになっていて、もしかしたらこの辺は大昔、海辺だったのかな。なんて想像していました。昔は洗骨しやすいように水辺に墓を造ったとか聞いたことある気がするし。ま、素人の想像ですけどね。
関連記事→糸満の史跡めぐり-沖縄旅行最終日2時間だけの歴史旅
山巓毛公園で初日の出の下見
そんなこんなで山巓毛公園に到着。張り切って展望台に登ったら、この景色。
あー。好きだわー。ここからの景色。海が青かったらもっとよかったのになー。
しばらく景色を眺めた後は、日の出日の入りアプリで初日の出の方角をチェックして、よし、下見完了。
本当はここで大晦日の夕日を眺めたかったんですけどね~。時間が中途半端だったのと天気がイマイチだったので、まぁ、えぇかな。と。
ところでさぁ、天ぷら食べたくない?(天ぷら=うちなー天ぷら)
うちなー天ぷら探しでしばし彷徨う
前日もその前の日も食べているというのに、なんなんでしょうね、うちなー天ぷらの魔力は。
3日目のうちなー天ぷら、さて、どこで買おう。っていうか、どこで買えるんだろう。だって今日は12月31日、大晦日だぜ?
でももしかしたら糸満の市場で買えないかしら。ということで山巓毛を下って漁港方面へ。
糸満市の公設市場は2020年にリニューアルして「いとま~る」という施設(?)になりました。
いとま~るは前から気になっていたので、ゆっくり見て回りたかったのですが、時間が遅かったせいかほとんどのお店が閉店。残念。
しかし、どうしよう。今夜の天ぷら…
その後散々ウロウロしたものの天ぷら屋は見つからず、グーグルマップで調べてもヒットせず。もう諦めて帰ろう。と言って歩き始めたその時、大通りの向こう側にはためくノボリを発見。
天ぷらって書いてるー!いえーい!
奇跡的に出会えたお店「ぼん」
突如現れた奇跡のお店は「ぼん」。
天ぷらの他にもぜんざいや軽食メニューがありました。それから豆腐も。いえーい。揚げ豆腐ゲット♪
ぼんは最近オープンしたそうで、そりゃグーグルマップにも載っていないわけだ。
ぼんでお正月休みを聞いたところ、新正月(新暦の正月)は休まないとのこと。なるほど。糸満は漁師町だから旧暦で動いている的な話を聞いたことがあったっけ。
めでたく天ぷらをゲットしたところで時刻は16時半。大変。急いで帰らないと、紅白歌合戦始まるやん。
早足で歩いていると、ぱっと開けた糸満ロータリーの向こうに山巓毛が。
なんでだろう。やたら山巓毛好きになってる。だって山巓毛がある景色、ええやんかー。
人生初!沖縄の年越しに乾杯
さて、部屋に帰ってシャワーを浴びてなんやかんやで、はい、かんぱーい。紅白歌合戦はとっくに始まったけど…。
連日同じような晩ご飯。でも、ちょっとずつ違うんですよ。買ったお店とか。
- うちなー天ぷら(いか、さかな、いも、やさい/ぼん)
- 揚げ豆腐(アマン食品/ぼん)
- まぐろ刺身(あんまー魚市場)
- 餃子(サンエー)
- もずく酢(まきし鮮魚/糸満お魚センター)
- 大根とレタスのサラダ(沖縄県産)
ぼんの天ぷらもおいしかったなぁ。海でビールと一緒に食べたいやつ。何個でも食べてしまうやつ。
それから、ぼんの揚げ豆腐もおいしかった。厚揚げではなくて、たぶん、島どうふをお店で揚げてるんじゃないかと。衣はサックリ豆腐はボヨヨンで、島どうふのほどよい弾力と塩気がとてもよかったです。
今日の刺身は「あんまー魚市場」
そう、それからまぐろ刺身を買ったのは、いとま~る近くの「あんまー魚市場」。
おそらく昔は何軒も魚屋が入っていたであろうフロアで一軒だけ営業されている鮮魚店。入るときはかなり勇気が要ったけど、とても話しやすくて親切なお店でした。
刺身は当然鮮度抜群。もっちもち。単品はだいたい500円。盛り合わせがだいたい1000円だったはず。
サンエーの人気商品「お肉屋さんの餃子」
あと、めっちゃおいしい!という噂を聞きつけて買ってみたスーパーサンエーの「お肉屋さんの餃子」。
これねぇ…。めっちゃニンニク。ニンニクすごい!
最初、めっちゃにんにくと思ったんですよ。でもねぇ、悔しいけどおいしいのわかる。と夫が言っていて、その表現がぴったりだなと思いました。ニンニクの向こう側に感じるうまみがおいしい。いや、ニンニクと共に感じるうまみかな。どっちでもええか。
夏の暑い日とか、これくらいパンチのある餃子とビールがおいしいやろうなぁ。またビールとあわせるのね。
買ってよかったオキハム「シークヮーサー ビター」
そう、それから、おつとめ品で見つけたから買ってみてめっちゃよかったのがオキハムの「オキナワ シークヮーサー ビター」。シークヮーサー100%果汁。
どうやら果汁だけじゃなくて皮とか種も絞っているらしく、めっちゃ濃厚でビター。香りもいい。泡盛に入れたらすすむすすむ。飲みすぎるやつ。それにもずく酢にも刺身にも餃子にもあうあう。
半額やったのに、2本買っといたらよかったわぁ。
これはおすすめです。それと、沖縄のスーパーのおつとめ品コーナーは穴場よ。
やっと大晦日を実感
さて、紅白歌合戦はあっという間に終わって、気が付けばゆく年くる年。
だけどなんか、大晦日らしくない大晦日だったなぁ。
散歩してるときも、街がとても静かで大掃除をしている気配もなかったし、そりゃそうだけど暖かいし。でもまぁ、これが沖縄の大晦日なんでしょうな。糸満は旧暦っていうしね。
なんて話をしながらベランダに出てみると、聞こえてきたのは除夜の鐘。それから前の道を家族連れが歩く声。ラジオの音かしら、どこからか三線の音色。
あぁ。これよこれ。大晦日っぽい。そして、私は今、沖縄にいる。
除夜の鐘はかなりハイテンポだったけど、たぶん、近所の人たちの鐘つき体験かな。子どもたちだったのかもね。
最後の最後、年越してからやっと大晦日を味わえて、いい一日でした。いい一年になりました。
また来年も、いや今年か?なんせ次の年越しも沖縄ですごしたいなぁ。と思った夜でした。
つづく→沖縄で初日の出と初詣そして食い正月【沖縄10日間滞在4日目】
1日目の旅行記→感染対策疲れをうちなー天ぷらに癒される【沖縄10日間滞在初日】
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