2024年6月26日。沖縄那覇滞在2日目、首里を歩きすぎた日の旅行記。
那覇に滞在するなら復元工事中の首里城は見ておかないとね~。くらいのつもりで決めた首里歩き。
ところが首里の景色と夏空とのコラボに魅了されてなかなか前に進めず、一日首里を歩き回ることに。(出発が遅かったのもあるけどね…)
足が棒になった一日をダラダラと振り返ります。
(滞在初日の記事はこちら→那覇を観光-古くからあるけど行ったことない店に行ってきた(2024年6月沖縄滞在初日))
(2024年6月の沖縄滞在ダイジェスト記事はこちら→2024年6月梅雨明け直後の沖縄で遊んできた(那覇2泊読谷5泊滞在ダイジェスト))
午前中に首里城公園のはずが出遅れる
朝食はファミマの朝すばとじゅーしーおむすび。

朝すばおいしいよね
前夜にノリノリで話していたこの日のプランは、午前中にサッと首里城公園を見て回って、午後は今まで行ったことのないゆいレール首里駅の向こう側に行ってみて、夕方に国際通りの泡盛専門店とかで試飲しまくったらおもしろそう!イエイイエイ!みたいな感じでした。
さて現実は、10時46分にホテル最寄りのゆいレール旭橋駅を出発。
いや、寝坊したわけではないんです。
朝一に一瞬だけ沖縄県立図書館に寄って、狙っている資料をチャチャっとコピーして、すぐ出発!のつもりが、なんだかんだ手こずってしまったわけで…。

旭橋駅すぐのところにある「沖縄県立図書館」
だいたい、沖縄の図書館に行ってサッと用事を済ませるなんて無理な話なんですよね。あぁ、ここに住みつきたい。と思いながらめっちゃ自制したんだけどな…。
それはさておき、いい時間になってしまったのでまずは気になっていた食堂を目指すことに。
石嶺駅から徒歩10分「かふぅ食堂」で昼食
旭橋駅からてだこ浦西方面へゆいレールで20分。初めて首里駅を通り越して石嶺駅で下車しました。ワクワクする~。

石嶺駅のホームから見える景色
気になっていた食堂は石嶺駅から10分程歩いたところにある「かふぅ食堂」です。たしか、沖縄テレビの人気番組「アゲアゲめし」で見たのをメモっていたはず。

かふぅ食堂
かふぅ食堂に着いたのは11時半前で、まだお客さんは少なめ。テーブル席に案内されて、ズラッと並んだお品書きの短冊を目の前にすると、始まりました、あの葛藤が。
沖縄に行ったら絶対お店のそばを食べようと思ってたんだ。いろんなお店のそばをたくさん食べようって。
だけど…ちゃんぽん。

かふぅ食堂のちゃんぽん
私が注文したのはちゃんぽん。
関西でちゃんぽんと聞くとちゃんぽん麺かもしれませんが、沖縄でちゃんぽんといえば、ごはんの上に玉子入りの野菜炒めがのっているのが基本。
これがまたおいしいの♡
かふぅ食堂のちゃんぽんはかつおだし香る塩系の味付けで、玉ねぎの甘み野菜のうまみポーク(ランチョンミート)の塩気が白ごはんにベストマッチ。それに自宅では再現できない独特のコクと絶妙な野菜のシャキシャキ感で、やめられないとまらない~♪
あっという間に完食。
そして、夫が注文したのはやきめしトンカツ。

かふぅ食堂のやきめしトンカツ
アゲアゲめしで、“味付けしっかりのトンカツ”と紹介されていたので、よっぽどニンニク強いのかと思っていたら、とってもほどよい加減でした。
やきめしもおいしかったなぁ。こういうやきめし久しぶりに食べるわ~と思う素朴で懐かしい味がしました。
それにしてもかふぅ食堂、地元の人に大人気のようで12時ごろになるとお客さんが次々入ってきてすぐ満席になりました。しかも観光客は私たちだけ。ちょっと緊張したので、沖縄の食堂に慣れている人におすすめしたいお店です。
首里駅から歩いて「首里城公園」西のアザナへ
食堂を出ると時刻は12時過ぎ。
ここで突然、ぜひ太陽が高いうちに首里の高台から海を見たい。と思いつき、飲み物などを調達するためAコープを経由して急ぎ足で石嶺駅へ。
石嶺駅から首里駅までゆいレールに乗り、そこからまた歩いて「首里城公園」へ。
急げ急げとは思っているけど、首里を歩くのも久しぶり。気付いたら一生懸命写真を撮り始めてしまってなかなか前に進めませんね。

芸大横の道を入って久慶門が見えてくるこの景色好きなのよ
なんやかんやで13時半ごろに首里城公園西のアザナ(いりのあざな)に到着。
ちょっと霞んでるな~。やっぱり午前中に来るべきだった。とは思ったけど、それでもいい天気~。

西のアザナから那覇の街を見渡す
西側の海の向こうには慶良間諸島が、今までで一番きれいに見えました。

慶良間諸島まで見える
北には読谷村のホテル日航アリビラと、この日はロイヤルホテル沖縄残波岬(現在グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート)まで見えました。

首里から読谷村まで見えるの
やっぱいいな。西のアザナいいな。
首里城正殿まで青空を背景に写真撮りまくり
さて、ここからは、行くたびに変化している復元工事中の首里城を見学。
首里城正殿までいつも通りのコースを歩いたわけですが、暑かったからなのか人が少なくて、最高の青空を背景にがっつり写真を撮ってきました。見て見て♪
まずは守礼門。青いわ~。空が。

夏の青空と守礼門
続いて歓会門。

雲が似合う?歓会門
そして瑞泉門へ続くあの階段の下で、ちょうど他のお客さんがいなくなって、景色貸し切り状態に。

瑞泉門の景色貸し切り!
5分くらいかけて遊びながらあの階段を登り、瑞泉門の前で振り返ってわーいわーい。

瑞泉門で振り返って久慶門を眺める
漏刻門、広福門をくぐって首里森御嶽にご挨拶をしたあと、誰もいなくなるのを待ってパシャリ。

誰もいない首里森御嶽
首里森御嶽の貸し切り写真が撮れたのは嬉しかったなぁ。この御嶽、かっこいいよね~。
初めて見学する「素屋根の見学エリア」がよかった
さてさて、奉神門から有料エリアへ。

奉神門入ってすぐ現れる壁画
ここからもまた、わーい海が見えるーとか振り返って写真ばっかり撮って進めなかったわけですがそこは省略。
しばらく進むと、以前来た時にはなかった「素屋根の見学エリア」がありました。
首里城正殿を復元している建屋に、見学者が利用できる階段とエレベーターが設置されていて、各階の作業風景を覗くことができるんです。
1階を覗いた時はただの工事現場っぽくて、ふーん。としか思わなかったのですが、

素屋根の見学エリア1階
2階に上ると、屋根ができてるー!

2階に上ると屋根が
そして3階に上ると、おー!首里城の屋根のカーブしてるとこー!となって、テンションがあがりました。

正殿だ!
ちなみに、首里城の屋根のカーブの部分は「唐玻豊(からはふう)」というそうです。
私たちが素屋根の見学エリアを見たのは2024年6月26日でしたが、ほんの数週間後に瓦葺きの作業が始まったそうです。それも見たかったなぁ…。
真珠道から金城町石畳道と継世門を経由して首里駅まで歩く
最高の天気に恵まれて、何度も何度も休憩しながら首里城の有料エリアを見学し、東のアザナまでたどり着くと時刻は15時を過ぎていました。
ここからどうする?
本当は有料エリアを出て、東のアザナの外側を回って継世門まで行きたいけど、その道はかなり階段が続く道。
あの日の炎天下であの階段を行くのは命の危険を感じたので、おとなしく首里杜館辺りから首里城公園を出て、真珠道に向かいました。

真珠道から再び首里歩きスタート
目指したのは首里金城町の石畳道。

The 首里金城町の石畳道!な写真
何しに来たかって?朝ドラ「ちゅらさん」のロケ地を見に来たわけさ~♪
(関連記事→ちゅらさんロケ地おさらい-那覇回 その1「帰ってきた兄ぃ兄ぃ」週)

ちゅらさん古波蔵家の那覇の家のアングル風
ここでもかなりの時間を使って撮影会。

えりー家出の朝、恵文のタクシーが出てきたアングル風
だけど、ここに来るまで充分すぎるほど歩いている足にとって、石畳の坂道は下りも登りも修行。おまけにくるぶしのあたりを蚊に刺されたので、ロケ地の写真だけ撮ってとっとと撤退。
最後に、首里の住宅街に突如現れる首里城の継世門だけ拝んで帰ろう。とそちらに向かうと、なんと工事中。

工事中だと迫力半減の継世門
なんだか…あたしゃ…疲れたぞ。
というわけで、継世門から首里駅まで歩いて、首里歩き終了。
ちょっと、歩きすぎましたね。
本当はまだまだ行きたいところがあったけど、それはまた、涼しい季節に。
宵のアテを調達ついでに栄町市場をぷらり歩き
首里駅まで向かいながら、晩ごはんをどうするかについて話し合っていました。
前日と同じくせんべろに行く?とか、どこか涼しい居酒屋で1杯だけ生ビールひっかける?とか、楽しそうな案は出るのですが、なにせ、早くシャワーを浴びたい。
そこで思いついたのが、安里駅で下車して栄町市場の「おかずの店 べんり屋」で餃子をテイクアウトする。でした。めっちゃええや~ん。

おかずの店 べんり屋
べんり屋の店頭で注文して、10分ほどかかるというのでその間、栄町市場をぐるりと偵察。
前々から栄町市場飲みにかなり興味がありながらも、かなりディープな飲み屋街のイメージがあったのでなかなかチャレンジできずにいました。
だけどこの日初めて夕方の栄町市場を歩いてみた感じ、身内ノリの強いディープさは感じられず、皆思い思いに飲んでいていい時間すごしてはるなぁという風に見えました。まぁ、一瞬通り過ぎただけなんで本当のところはわからないですけど、一杯いっとく?という気分にはなりました。
だがしかしとりあえずシャワーを浴びたかったので、もう少し涼しい季節に来ようぜということで撤退。
べんり屋の餃子を受け取って、安里駅前のリウボウで買い物して、餃子の香りをぷんぷん漂わせながらゆいレールで旭橋駅まで。そしてようやく帰ホテル。
べんり屋の餃子で部屋飲み乾杯!
あー、やっと。あーもーやっとシャワー浴びた。心の底から湧き上がる爽快感と共に…いやそれは言いすぎだわ、とりあえず乾杯!

沖縄滞在2日目は部屋飲みで
この日の部屋飲みメニューは、
- 焼き餃子(べんり屋)
- 蒸し餃子(べんり屋)
- ゆし豆腐(宮里豆腐ドーナツ店/リウボウ)
- ジューシーおにぎりセット(唐揚げ、コロッケ付き/リウボウ)
- ミックスサラダ(リウボウ)
べんり屋の餃子おいしかった~。冷めてるのに皮がもちもち。肉肉しい餡がしっかり入っていてボリューム満点。濃いめのタレがまたうまいんだ。テイクアウトでこんなにおいしいとは思わなかったです。次はぜひお店で食べたい。
そうそう、餃子だけでけっこうお腹が膨れたのでジューシーおにぎりまで食べきれず、おかずだけ食べました(笑)。
それからリウボウで見つけたカップのゆし豆腐は、豆の味がかなり濃くてとてもきれいな味。どちらかといえば、京都っぽい豆腐だなと思ったら、長崎で修業した職人さんが作ったゆし豆腐なんですって。おもしろいね~。って京都関係なかった!
というわけで、首里を歩きすぎた一日はこれにて終了。
足は疲れたけど楽しかったなぁ。
首里ってガイドブックやGoogleマップを見てるだけではどこに行きたいとかピンと来ないんですよね。でも実際歩いてみると城下町ならではの風景に出くわしたり歴史のある名店を見つけたりして、進めないんだなぁ。
いつか、じっくり首里を歩くための滞在を計画してみよう。もう少し涼しい季節に。
3日目につづく→那覇から読谷村へ移動-とびきりおいしいものを食べた日(沖縄滞在3日目)
(滞在初日の記事はこちら→那覇を観光-古くからあるけど行ったことない店に行ってきた(2024年6月沖縄滞在初日))
(2024年6月の沖縄滞在ダイジェスト記事はこちら→2024年6月梅雨明け直後の沖縄で遊んできた(那覇2泊読谷5泊滞在ダイジェスト))
コメント
クイナさん、こんにちは!
やーん、首里歩き最高ですね!
濃い夏空に映える久慶門に首里森御嶽かっこいい。
わくわくしながら読んでいました。私もまたじっくり歩いてみたくなっちゃいました。
夕飯の餃子もいいなぁ~、疲れた体に染みそう^^
栄町一人で行くのちょっと迷ってたんですがテイクアウトもいいですね。
旅独特のテンションでサクッと飲んでみようかなぁ。
ルッコラさん、こんにちは^^
よかったですよ~。夏空いいでしょ♪
わかります。私も、一人で栄町飲みはまだ勇気がいるなと思ってます。でも明るいうちにサクッと1杯ならありかも。それか乾杯の準備万端にしてから餃子テイクアウトするか(笑)