2022年12月25日から2023年1月11日までの年越し滞在中、大晦日を名護の滞在先ですごしました。
長期で自炊をしながらの滞在なので大晦日だからといって特別イベントなどはなく、名護の街の雰囲気もそんなに大晦日っぽくはなく…。
でも、遠くのホテルのカウントダウン花火を見て急に年末年始を感じられたので、結局よい年越しとなりました。という旅の記録です。
(この滞在のダイジェスト&体験記事一覧→冬の沖縄滞在(2022~2023)18日間を振り返る)
滞在7日目の大晦日にやっと青い海を見る
私たちは12月25日から那覇で2泊した後、27日に名護の滞在先(Airbnb)へ移動しました。
が、そこからは長期滞在の買い物でバタバタしたり、天気が悪くて部屋にこもっていたり。

ドン曇り~(道の駅許田より12月27日撮影)
わーい!晴れたぜー!と手放しで喜べたのは12月31日、大晦日の朝でした。沖縄滞在7日目の出来事です。
もともと大晦日は名護市営市場を見に行く予定にしていたし、せっかくいい天気なので、昼ごはんを早めに食べてさっさと出かけようぜという話になりました。
いそいそと支度して真っ先に向かったのは、やっぱり、うーみー!

やっと晴れた大晦日の朝(東江海岸)
はぁ~。きれいさー。
しばらく海辺でぼーっとして、さぁ、行きますか。
そうそう、レンタカーは12月28日に名護で返却しているので、この日のお出かけはオール徒歩の予定。だから先を急いでいたのです。
関連記事→沖縄でレンタカー付き宿泊プランと乗り捨てと高速バスを体験した話
名護グスクへの遙拝所「アパヌクウガーミ」にご挨拶
滞在先近くの東江海岸から名護市営市場を目指すわけですが、
その前に、1か所寄り道したい場所がありました。
それは、「アパヌクウガーミ」という拝所。

アパヌクウガーミ(背の高い木が2本立っている)
名護の市街地あたりの集落は、昔々、名護岳のふもとにある「名護グスク」付近の人たちが降りてきたのが始まりだそうです。
アパヌクウガーミは名護グスクへの遥拝所だそうで、名護市城地区の旧家が管理しているというような話を読んだことがありました。(参考:『沖縄国頭の村落(下)』p.39)
ここに寄りたかったのは名護でしばらく滞在するので、お邪魔します。と一言ご挨拶しておきたかったのです。
アパヌクウガーミは、ひんぷんガジュマルの近くにありました。
それにしても、ひんぷんガジュマル、ジワジワ育ってへん?

数年前より大きくなってる気がする
名護市営市場で年越しの買い物を
ひんぷんガジュマルからプラプラ歩いて名護市営市場に到着。

名護市営市場
時刻は13時前。大晦日の買い物客でごった返しているかと思いきや、まあまあ人が多いかな~くらい。

わりと人少なめ
おかげで、刺身や天ぷら、三枚肉やごぼうの煮付けなど年越しのご馳走をがっつり買い物できました。
よしよし。順調順調。
お店の人に聞いたところ、大晦日はいつもより早く閉めるらしいです。時間は…忘れました。お店によって違うかもしれないので、早めに行って聞いてみるのが吉かと。
悔しかった3年ぶりの生ビール
さてと、無事に買い物できたし、そろそろ行っとく?
ソワソワしながら向かったのは、オリオンビール名護工場すぐそばの酒屋「知名商店」。

ここが噂の知名商店
うーふーふーふーふー。知名商店では、オリオンビール工場直送の生ビールが飲めるんです。
関連記事→(2018年12月)ビールで乾杯!ほろ酔いでバスに乗る【名護ぐだぐだ街歩き-最終話】
生ビール。なんて素敵な響きでしょう。我が家にとってはパンデミック以降、約3年ぶりの生ビールなんです。
準備はよろしいですか?それでは、かんぱーい!

いえーい!オリオン生ー!
3年ぶりの生ビールは最高でした。
やっぱ生ビールは違うわ。新鮮なビールは違う。喉越し最高!スルスル入ってくるわ~。…と感動していたのですが、二口目ぐらいに気付いたことがありました。
あぁ、私、お腹がいっぱいだ。と。
そう。出かける前に食べたお昼ごはんが、あんまりおいしかったので満腹になるまで食べてしまったのです。

前日の煮物に島どうふとたまごを追加したやつ(夫作)
夫はぜんぜん平気な顔で、うまいうまいと2杯目おかわりしているのに、私は飲み込むのも精一杯。悔しい。アップアップしながらなんとか飲み干し、3年ぶりの生ビールタイムは終了。
絶対リベンジしてやる!と何度もつぶやきながら帰路に就いたのでした。
2022年の大晦日に乾杯
帰る頃には、というか、結局この日晴れたのは午前中の一瞬だけで、夕方には時折小雨がぱらついていたような気がします。
海に沈む夕日など絶対に見られないとわかっていながらも、一応大晦日の日没を見届けるために海へ行き、

2022年最後の日没(東江海岸)
今年も一年お疲れ様でした。
ということで、大晦日の大宴会です。
大晦日2022の宴会メニューは、
- まぐろと島ダコの刺身(山原水産/名護市営市場)
- セーイカときゅうりの酢みそ和え
- 中身イリチー(フードセンター魚鉄/名護市営市場)
- 三枚肉、こんにゃく、ごぼう、昆布の煮付け(同上)
- いか天ぷら(渡久山鮮魚店/名護市営市場)
- かぶのピクルス(残り物)
- 鶏皮パリパリ(残り物)
- もずくチヂミ(生もずく=かねひで)
- 名護産トマトとツナのサラダ
で、かんぱーい!
絶対食べ切れへん。と思ったけど、紅白歌合戦を見ながらダラダラつついていたら、けっこう食べていました。
いや~。年末ですな。
遠くのカウントダウン花火で年末年始を実感
テレビの向こうでゴーンと除夜の鐘が鳴り響いたころ、名護の滞在先ではどこか遠くからドーンと爆発音が聞こえてきました。
もしかして?!
ベランダに出てみると、名護湾の向こう岸、恩納村方面に打ち上げ花火!しかも3か所か4か所くらい。
なるほど~。ホテルのカウントダウンイベントな。と思ったら、急に旅感が湧いてきて年末年始を実感することができました。
後になって調べてみたら、2022年の大晦日に花火が上がっていたのは、
- ハイアット リージェンシー瀬良垣アイランド沖縄
→ニューイヤー花火を開催します(2022/12/30投稿)【Instagram】
- ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート
→大晦日のカウントダウンライブに向け(2022/12/29投稿)【Instagram】
- ロイヤルホテル沖縄残波岬
→年末年始イベント情報(2022/12/19投稿)【Instagram】
だったようです。もしかしたら他にも上がっていたかも。
しかしやっぱり沖縄の年越しは変な気分でした。テレビの向こうではモコモコのダウンを着て白い息を吐きながら雪を踏みしめているのに、それをこたつもない暖房もつけていない部屋でペラペラの部屋着で見ているこの感じ。
そういえば、2021年の大晦日も糸満でおんなじように思っていたなぁ。あのときは、遅れて聞こえてきたハイテンポな除夜の鐘で年末年始を感じたんだっけ。
関連記事→(2021年大晦日)沖縄で年越し初体験 大晦日らしくない大晦日【沖縄10日間滞在3日目】
そう考えると、2年続けて沖縄で年越しができているわけで。幸せなことだなと思いました。
もう一度ベランダに出ると、お月さんの光が海に反射して見えました。

名護湾に浮かぶ月
今年こそは、満月の日にムーンロードを見に来よう。よし、いろいろ頑張ろう。などと漠然と何かを誓い無事に2023年を迎えることができたのでした。
って、そんな記事を書いている今はもうすでに3月。でもなんか、いい一年になりかけてる気がします。うーふーふーふーふー。
この滞在のダイジェスト&体験記事一覧→冬の沖縄滞在(2022~2023)18日間を振り返る
コメント
やばいです。
読んでるそばから泣けてきました。
いつも素敵な記事をありがとうございます。
こちらこそ、いつもありがとうございます。
そんなに感動してもらえるなんて…嬉しいです^^