2023年、名護ですごした元日。
のんびりしすぎて特に書くことがないのですが、護佐喜御宮への初詣を断念したよ。というのと、せっかくなんで護佐喜御宮の雑学なんかひけらかしちゃおうかなと思います。
一応、滞在の記録も添えて。
(この滞在のダイジェスト&体験記事一覧→冬の沖縄滞在(2022~2023)18日間を振り返る)
2023年の元日はゆっくりスタート
2023年1月1日。
午前中はのんびりして、お昼ごはんは沖縄そばに野菜炒めと「フレッシュミートがなは」のソーキをのっけた、年越しちゃったそばを食べました。
午後はRBCで放送していた映画『ナビィの恋』をチラチラ見ながら出かける準備。
夕方前になってやっと散歩がてらの初詣に出発しました。
寄り道しながら初詣へ
初詣を予定しているのは、名護市大中の「護佐喜御宮」。
滞在している名護市東江から徒歩で向かうわけですが、その前に、やっぱり見に行くよねー。うーみー!
2023年の初海は、薄曇りだけどまぁまぁきれいでした。幸先いいねぇ。
海を見た後も、護佐喜御宮へ直行するわけでなく、名護市東江の集落を軽く散策したり、
ニガミヤー(根神屋/村建ての拝所的な)へご挨拶したり。
護佐喜御宮へ着いたのは16時ごろでした。
護佐喜御宮大行列で初詣を断念
名護市で初詣といえば護佐喜御宮らしく、ちらっとググったところ社務所が開くのはお正月だけなんだとか。
どうりで、元日の夕方に到着した頃にはすんごい行列。
よし!出直しましょう。あっさりと参拝を断念して家路に。
たぶんですけど、夕方は特に混むんだと思います。元日だし、みんなゆっくりしたいですもんねぇ。出かける前に那覇の波上宮は初詣一時間待ちと聞いていて、まさかやーと思ってたんですが…。
でもちゃんと後日、1月3日に改めてお参りしてきましたよ。
護佐喜御宮の雑学-昔は近くまで砂浜だった?!
ここでひとつ、護佐喜御宮について素人が一生懸命調べた付け焼き刃な雑学を。
護佐喜御宮がある名護市大中は、戦前まで「大兼久(方言でポーガニク)」という地名だったそうです。それが後に、大中、大東、大西、大南、大北という5つの区に分けられました。
↓現在の大中、大東、大西、大南、大北地区界隈
ちなみに、大兼久の「カニク」とは砂浜を指す言葉だそうです。
ところで、大兼久の人たちは、(現名護市の宮里、東江、城の人たちと同じように)昔は名護岳の麓にある名護グスク付近に住んでいたそうです。
いつしか土地が狭くなって、最初に移動してきたのが現在護佐喜御宮がある丘の上。そしてまたいつしか土地が狭くなって、現在の大中、大東、大西、大南、大北あたりへ移動していったと。
そんな話を踏まえて、昭和19年に撮影された空中写真を見てみると、
なーんかおもしろくなーい?
護佐喜御宮の森より海側にブワーッと田畑が広がっていて、この写真の頃には集落ができているけど、大昔はきっと海とか砂浜だったんじゃないかなぁ。と想像したくなる森と田畑のコントラスト。
実際、“(大兼久の)前面には、砂浜と海が開けていた。”そうで。
そんな想像をしながら護佐喜御宮の階段を下ると、
うほー。大昔はこの先で砂浜がキラキラしていた(かもしれない)のねー。と、楽しくなりました。ま、それは後日出直し初詣したときの話ですけど…。
(参考:『沖縄国頭の村落(下)』p.43)
2023年元日に乾杯!
さて、元日の初詣は諦めたのでとっとと部屋に帰ります。
が、その前にやっぱり、うーみー!
夕日は見られなかったけど、近くに海があるっていいよなー。と思いました。
しばらく波の音を聞いて、しみじみして、部屋に帰って、お風呂に入ったら、乾杯の時間。
2023年元日の乾杯メニューは、肉!と、あとちょっと野菜などをホットプレートで。
このサンエーの沖縄県産豚焼肉セットは、おいしいしお得なので見つけるとつい買ってしまいます。昨今のなにがしで少し値上がりしましたが(以前は498だった)。
さぁ、そんなこんなで2023年の元日はすぎてゆき…。
こうやってブログに書くと何事もないというか初詣断念しただけの日だけど、ゆっくりまったりして海を見て、いい元日でした。
それから護佐喜御宮とか、付け焼き刃な雑学でも少し調べてみると見える景色がぜんぜん変わっておもしろいですよね。そうそう。今年はそういう雑学収集にもっと時間を使おうと思ったんだっけ。さっそく忘れかけてたわ。
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