2017年9月の沖縄滞在初日、那覇市久茂地にある「海鮮居酒屋 久茂地」へ行きました。
通りがかりで偶然見つけたお店でしたが、大正解!
料理はうまいし、観光客の私たちでも居心地よかったし、ナイスな居酒屋でした。
しっぽりした雰囲気の「海鮮居酒屋久茂地」大正解の予感
店構えと表に出ていたお品書きだけを見て飛び込んだ「海鮮居酒屋 久茂地」。
お店に入ると地元のお客さんで半分ぐらい席が埋まっていました。
なんだか大正解の予感。
店内は、いまにも渋い演歌が聞こえてきそうな、肴は炙った烏賊でよさそうな、しっぽりした雰囲気。
座席はカウンター席、テーブル席と、店の奥には座敷があるようです。
うまい突き出し新鮮な刺身で乾杯!
突き出しは揚げ出し風の小鉢でした。具はさかなのうちなー天ぷらだったと思います。
それを一口食べた時に、あれ?と思いました。だしの風味が関西の割烹っぽい。にごりのないかつおの香りと、それを邪魔しない程度の醤油加減。
全国各地にだしの個性があって、それぞれ甲乙つかないものですが、沖縄で関西風のだしの香りを味わうとは思いもせず嬉しい驚き。うまい。
そして刺身の盛り合わせ。
刺身は全て沖縄産のマグロ、セーイカ、ミーバイでした。私たちが旅行客とわかってチョイスしてくれたのかしら(違うと思うけど)。新鮮で甘いお刺身はしあわせ。
何かお腹にたまるものをと注文したヒラヤーチは、小皿にウスターソースを添えて出してくれました(写真撮り忘れ)。沖縄風のチヂミみたいな粉モノですが、油は控えめでビールが進みます。
人生初のマース煮が居酒屋久茂地でよかった
さてさて、このお店の一番の思い出は魚のマース煮です。
このマース煮も、やっぱりだしがうまかったです。
白身魚の香りを消さない控えめな(たぶん)かつおだしに、白身魚のうまみをひき立てる塩加減。それから、身がほろりとほどける絶妙な炊き具合。少し散らした柚皮がちょうどいいアクセントで上品でした。添えられた島豆腐で舌をリセットしながらいつまでも食べられるやつ。
うまいうまいと大騒ぎしながらいただきました。魚は確か…なんとかマチ。忘れましたが沖縄近海魚だそうです。
前々から一度食べてみたいと思っていたマース煮。人生初のマース煮がこのお店でよかったです。
自分たちの時間を楽しめる居酒屋
ところで、居酒屋久茂地のなにがこんなに居心地よかったんだろうと考えてみました。
なんとなくだけど、常連さんたちがちょうどいい距離感でいたような気がするんです。
例えば、常連さん同士が“なあなあ”になりすぎて、のれんをくぐった瞬間一斉に誰が来たのか確かめているような雰囲気だと、さすがに一見でしかも観光客の私たちは入りづらい。けど、居酒屋久茂地ではそういう雰囲気を感じなかったんですよね。
顔見知りではあるようだけど、基本、大将を通してみな交流しているように見えました。
あと、いい感じで放っておいてくれたのもよかったです。
自分たちの時間を自分たちのペースで心ゆくまで楽しめた夜でした。
この滞在のダイジェスト&体験記事一覧→9月1日から沖縄に2週間滞在してきました
(2018年2月居酒屋久茂地さっそくリピートしてきました→海鮮居酒屋久茂地へ再び【那覇市久茂地】
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