2023年3月22日。初の宮古島旅行3日目の旅行記。
この日は与那覇前浜ビーチや東平安名崎など、有名な観光スポットも含めてじっくり宮古島を観光した日。
朝寝坊してどうなることかと思ったけど、来間島でおいしい宮古そばにも出会えたし、振り返ればなかなか充実した一日でした。
(1日目の記事→宮古神社と漲水御嶽にごあいさつ~初の宮古島旅行1日目)
(この旅行の体験記事リスト→初めての宮古島旅行-わけわからなすぎたので初心メモ)
湿気と暑さで盛大に寝坊
宮古島旅行3日目。天気は曇り。
実は朝方、ものすごい湿気と暑さにうなされて寝られず。
窓を開ければ海の風だし、エアコンをつけて喉ガラガラなったらどうしようとか寝ぼけた頭では判断できず。とりあえずキッチンの換気扇を回して二度寝。っていうかまだ3月だぜ?
関連記事→Mr.KINJO宮古島パイナガマリゾート宿泊レポート
そんなわけで、盛大に寝坊した朝。
遅めにスタートしたうえに、自宅用の野菜を買い込んだり気になっている宿を下見したり、なかなか観光にたどり着けませんねぇ。まぁそれも旅の楽しみではあるけれども。
だけど3日目にして初めての宮古島ドライブで、宮古島の道好きだなぁと思いました。(前日は伊良部&下地島へ行ってたのでね→伊良部島&下地島めぐりをした日【初の宮古島旅行2日目】)
与那覇前浜ビーチは駐車場が二つ?
さて、満を持してやってまいりましたのは与那覇前浜ビーチ。
“東洋一白い砂浜”とか“沖縄一美しい”とかいう噂の通り、それはそれは美しい浜でした。
だって、この曇り空でこんなにきれいに見える海、わしゃ知らん!(他に見たことがないの意)
ただの有名な観光スポットと思っていたので、ちょっと見たらすぐ次行くつもりだったけど、そんなの無理です。
うわ~♡となって、延々砂浜を歩いていました。ここは半日くらい時間をとってもいいかも。
そう、それから、私たちはナビに言われるまま進んで「与那覇前浜港」の駐車場に車を停めました。でもたぶんそこがビーチの端っこなんだと思います。
与那覇前浜ビーチは思ってる以上に広いので、真ん中の方にあるビーチの駐車場をまず目指したほうがいいかもしれません。(オンシーズンは満車行列という噂ありですが…)
来間島の食堂「食事処 花風」
次の予定は来間島(くりまじま)!なんですが、与那覇前浜ビーチに思いのほか長居したため、時刻はとっくに12時過ぎ。先にお昼ごはんをなんとかしないといけません。
ところが、気になっていた食堂は臨時休業、あてにしていたAコープの弁当は売り切れで…。やっべぇぞ!
ようやくたどり着いたのは来間島の食堂「食事処 花風」でした。
だけどお昼ごはんここでよかったです。宮古そばおいしかった。
上にのっている玉子焼きはシンプルな塩味。それにこの白い三枚肉がほんのり塩気があって肉も脂も甘みを感じるようなうまみ。どうやって味付けしているのか聞きたかったのに聞き忘れた。スーチカー(塩漬け)だったのかしら…。
それから、夫が頼んだ豚丼もおいしかった。
豚肉をおろししょうがで炒めたそうなんですが(これはちゃんと聞いた)、しょうがだけじゃないような、スパイシーな香りを感じました。もしかしてヒハツ?と思ったのにそれは聞き忘れた。
お昼もおいしかったけど、このお店で夜、生ビール飲みたいなぁと思いました。お店を出たら満天の星空が…とか妄想が広がる~。
ただ、私たちが行ったときは、お料理もお会計も全部お母さん一人で忙しそうでした。時間に余裕があるときに入れたらラッキーくらいの気持ちで行くことをおすすめします。
来間遠見番所と竜宮城展望台
来間島で有名な観光スポットといえば、竜宮城展望台。でもその前に、隣の来間遠見番所を見に行きました。
遠見番所は確か、琉球王国時代の物見台で、船が通ると狼煙を上げて王府に知らせる通信網の一か所。案内板には1644年に設置とあるので、琉球に薩摩が入ってきた後の話ですね。
遠見番所からは与那覇前浜ビーチも見えました。
もちろん、竜宮城展望台にも行きましたよ。
最上階まで登ればよかったんですが、なにやら賑わっていたので一番下から覗いて撤退。
来間島は、前日に訪れた伊良部&下地島に比べれば小さな島でした。面積を軽くググったところ、沖縄本島の古宇利島よりも小さい島らしいです。
でも、小さい島ならではの独特な風景が私はとても好きで、適当にドライブしているだけでも楽しかったです。
こういうふとした時に現れる水平線がたまりまへんなぁ。
新城海岸を高台から眺める
そろそろ時間が気になりだしたので宮古島へ。実はここにきてやっと、池間島は諦めようという決断ができました。
そうなると気楽なもので、ぷらぷら東平安名崎を目指しつつ偶然通りがかった新城海岸へ…。
ちょっと浜辺で深呼吸でも、と思ったら駐車場が大賑わいだったため退避。
でも、坂の途中で新城海岸を見渡せる高台を見つけて、心ゆくまで深呼吸できました。
『琉神マブヤー3』のロケ地-東平安名崎灯台
そして東平安名崎。
ここは、沖縄を代表するヒーロー『琉神マブヤー3』のロケ地にもなっていました。
マブヤーで見た景色がとてもきれいだったので来てみたかったのです。が、天気がイマイチだったかなぁ。
灯台がある場所は海が深いのか、青の深さとか雰囲気が沖縄本島の残波岬と似ているなぁと思いました。
3月下旬から4月にかけて咲き誇るというテッポウユリを見るには、まだ早かったみたいです。
琉球の進貢船が漂着した白川浜
東平安名崎の散歩を終えるころには16時過ぎ。そろそろホテルに戻らないといけない時間に、ちょっと無理して立ち寄ったのが、白川浜でした。
ここには大昔、琉球(中山)の進貢船が漂着したことがあると読んで、来てみたかったのです。
進貢船の漂着エピソードには続きがあって、当時、宮古島で勢力争いをしていた与那覇原軍の青年は、これがきっかけで中山が明という大国と進貢貿易をしていると知ります。青年は急いで船を仕立てて、部下と共に中山王へ挨拶しに行きました。
ところが言葉が通じなかったため、しばらく那覇の泊御殿(トマイウドゥン)で寝泊まりして言葉と作法を学んだそうです。
当時の中山王・察度はそれを喜んで、青年に宮古の首長の位と多くの褒美を持たせて島に帰しました。島の人は彼を尊敬して、与那覇勢頭豊見親(よなはせどとぅゆみや)と呼びました。
と、素人なりに要約するとこんな感じの話。
で、後から思い出して、うほほ♪となったのは、私たちが旅行初日に訪れた「宮古神社」に、宮古島の英雄のひとりとして与那覇勢頭豊見親が祀られていたんですよね~。
初日の記事→宮古神社と漲水御嶽にごあいさつ~初の宮古島旅行1日目
って、ちょっと無理矢理かしら…。でも、旅の初めと終わりに点と点がつながった気がして、うほほ♪となりました。
うほほ♪
宮古島旅行最後の乾杯
さて、あっという間に過ぎていった宮古島3泊目。最後の晩餐は、残り物選手権ですわよ~。
- 島らっきょうおかか和え
- 島とうふレンチン(残り物/まごとうふ)
- かつお刺身を漬けに(残り物/魚幸)
- 豚みそ煮(残り物/Aコープさらはま)
- かつおなまり節(友利かつお加工場)
- トマト
- ゴーヤースティック
- タコライス(ファミマ)
なんだか散らかっててすみません。最後の夜なんてこんなもんです。
前日に宮古島市公設市場で買ったかつおの刺身には甘いしょう油が付いていたので、この日はそれで漬けにしました。
豚みそ煮も前日に伊良部島で買ったやつ。
そうそう、伊良部島で買ったなまり節は、この日初めて食べてウヒャウヒャ言いました。(とってもおいしかったの意)
関連記事→宮古島旅行で見つけたうまいもの(お土産によさそうなのも)
前日の記事→伊良部島&下地島めぐりをした日【初の宮古島旅行2日目】
あと、夫がファミマで買ってきた宮古島限定タコライスが意外にも(失礼)おいしかったです。
今まで食べたことのあるタコライスでは感じたことがないピリ辛加減で、うまいうまいと言いながら食べました。
さて、翌日は最終日。だけど、13時50分発の飛行機なのでチェックアウトしたらほぼ終わりなんですよね~。
あ、ちなみにこの日はちゃんとエアコン除湿26℃設定にして寝ましたよ。とってもよく眠れましたとさ。
つづく→弁当を食べて自宅で乾杯しただけの最終日【初の宮古島旅行4日目】
この旅行の体験記事リスト→初めての宮古島旅行-わけわからなすぎたので初心メモ
コメント
こんにちは!
いつもクイナさん目線の旅行記を楽しみながら、また沖縄の歴史についても興味深く拝読させていただいてます^^(沖縄のお弁当紹介も!)
今回の旅行記の与那覇勢頭豊見親の部分に、すごく「なるほど〜」と納得してしまったので思わずコメントいたしました。
というのもわたしは沖縄本島在住なのですが、周囲の経営者に宮古島出身の方が多く、上昇志向が強い方が多いのかな?となんとなく思っていたので、与那覇勢頭豊見親のエピソードに勝手に腑に落ちた感じがしました!
ちなみに、サンエー創業者の方も宮古島出身だそうです。
本島在住ながら、まだまだ知らない歴史や文化があるので、これからも旅行記楽しみにしております〜!
なはんちゅさん
コメントありがとうございます。返信遅くなってすみません。
そうでしたか。宮古島出身の経営者の方多いんですね。サンエーの創業者も!!
確かに、経営者の方って、これだ!と思ったらすぐ動ける行動力がすごいですよね。与那覇勢頭豊見親も考えてみればそうだわ…。おもしろ~い^^
いや~。私も知らないことだらけで恐縮です。これからも本を片手に発見したこと書きますね。
よろしくお願いします^^