沖縄県外に住んでいても、沖縄の史跡や御嶽の地図を見たりダウンロードできる市町村のサイトをまとめました。
この記事は、沖縄本島中部編です。
本島中部でもここに載っていない市町村は、地図が見つけられなかった地域です。もし見落としていたらごめんなさい。
浦添市

浦添グスク跡(浦添市)
【観光におすすめ】浦添城跡散策マップ(pdf)
浦添グスク周辺の散策ポイントが載っている楽しいイラストのマップがpdfでダウンロードできます。
初めて浦添グスクを見に行くときには役に立つはず。ただ少々地図が大まかなので、地図帳やGoogleマップと見比べながら使った方が良さそうです。
家庭用プリンターでも印刷しやすいよう白黒のpdfも置いてくれているのが嬉しい。
ぶらり浦添 歴史のさんぽ道(pdf)
浦添の観光案内などでもらえる市内の文化財マップがpdfでダウンロードできます。
マップはアバウトですが、文化財の説明がなかなか詳しく載っています。歴史好きの参考資料としておもしろいです。
→浦添市文化財ガイドブック「ぶらり浦添 歴史のさんぽ道」【浦添市】
浦添市環境マップ(Web)
なんちゃら第一遺跡みたいなガチな史跡も含め、浦添市内の文化財、、御嶽、宿道(街道)などが住宅地図に書き込まれています。
ダウンロードはできずwebでしか閲覧できませんが、歴史好きにとってはかなり嬉しい地図です。
『浦添市史』を国会図書館デジタルで閲覧できる
1983年に発行された『浦添市史』を、国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。
本人確認書類を提示して本登録(無料)が必要ですが、浦添市史だけでなくいろんな資料を自宅からでも閲覧できます。歴史好きにはたまらんサービスです。
→個人向けデジタル化資料送信サービスの詳細【国立国会図書館】
→『浦添市史』第4巻 資料編 3 (浦添の民俗)「第四章 第三節 村と聖処」【国立国会図書館デジタルコレクション】
宜野湾市

西森御嶽(宜野湾市)
歴史文化遺産マップ(pdf)
宜野湾市内の地域ごとの文化財マップがpdfでダウンロードできます。
文化財マップがある地域は2019年4月1日時点で、喜友名、我如古、賀数、宇地泊地区でした。これから増えればいいなぁ。
※2020年11月4日追記:urlが変更になり、新しく大山地区、真志喜地区が追加されていました。嬉しい。
※2023年7月10日追記:新しく大謝名、野嵩、宜野湾、普天間、新城、伊佐、愛知地区が追加されていました。いえーい!
『宜野湾市史』を国会図書館デジタルで閲覧できる
『宜野湾市史』も国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。
自宅からの閲覧は本人確認書類を提示して本登録(無料)が必要です。
→個人向けデジタル化資料送信サービスの詳細【国立国会図書館】
→『宜野湾市史』第5巻 資料編 4 (民俗)「第五章 第一節 聖地」【国立国会図書館デジタルコレクション】
西原町

西原町にある内間御殿
西原町観光ガイドマップ(pdf)
西原町観光ガイドマップをpdfでダウンロードできます。
情報ページに「西原の歴史まーい」という特集があって、西原町の文化財や史跡が解説付きで載っています。
マップは広域ですが、歴史まーいに掲載されている文化財の拡大マップもあります。
西原町の文化財(Googleマイマップ)
西原町の公式サイトに、文化財一覧ページがあります。
各箇所をクリックすると、文化財の詳細と西原町が作成したGoogleマイマップで所在地を確認することができます。
中城村

中城村と北中城村にある中城城跡
【観光におすすめ】とよむ中城ガイドブック(pdf)
中城村の公式サイトから、観光ガイドブック「とよむ中城ガイドブック」をpdfでダウンロードできます。
飲食店なども載っていますが、史跡やハンタ道なども説明付きで載っています。観光を楽しむにはちょうどいいカジュアルなガイドブックだと思います。
中城村戦前の集落シリーズ(pdf)
がっつり歴史探訪を楽しみたい方にめちゃめちゃおすすめなのが、中城村が配布していた「戦前の集落シリーズ」です。
中城村内13地区のそれぞれの歴史と戦前の集落地図が載っています。以前製本されたものを護佐丸歴史資料図書館で数冊分けてもらいました。

戦前の集落シリーズ製本版
これのpdfバージョン全シリーズを、中城村の地域情報システム「発見!なかぐすく」というサイトでダウンロードできます。
「中城村報告書」ページで「戦前の集落シリーズ」ボタンをクリックすると各地区一覧が表示されます。
この「発見!なかぐすく」サイトは、県外の私がこのブログで紹介しても良いのかどうか不安でした。
でも護佐丸歴史資料図書館のブログには“自宅のパソコンからも見ることができます。”とあってリンクも貼られていたので、たぶん紹介しても大丈夫なんだと思います。
参考ブログ→発見!なかぐすく活用方法【護佐丸歴史資料図書館】
「戦前の集落シリーズ」は製本版を全冊買いたいくらい欲しい資料です。
北中城村

北中城村にある王妃御墓(ウナジャラウハカ)
【観光におすすめ】散策路マップ(pdf)
北中城村公式サイトの「散策路マップ」ページで2パターンの散策コースを紹介しています。
一つは「喜舎場・仲順」の歴史散策。もう一つは、世界遺産・中城城跡周辺の散策コースです。
各コースの詳細ページから、散策マップをpdfでダウンロードできます。
歴史好きな私にとっては「喜舎場・仲順」のマップが魅力的。
でも中城城跡周辺はとても綺麗に手入れされていて、おもてなしの気持ち溢れる地区ですよ。ほっこり和む散歩道です。
北谷町-『北谷町の地名』(e‐Books)
パソコンからしか閲覧できませんが、北谷町の公式サイトで歴史や文化関連のe-Booksが配信されています。※2023年7月追記:スマホからでも読めるようになっていました。
その中の『北谷町の地名-戦前の北谷町の姿』には、戦前の北谷町各地区の概要と屋号地図が載っています。
私にとってはかなりおもしろい内容なのでpdfもあったらいいのになぁ。と思って調べたら、製本版が買えるようです。1部3,000円。買おうかな…。たぶん買うと思う。
読谷村

読谷村にある世界遺産・座喜味城跡
【観光におすすめ】古地図で巡る歴史観光ガイド(Web)
スマホ片手に読谷村内の歴史巡りができる「読谷村歴史観光ガイド」。ユンタンザミュージアムの公式サイトで紹介されています。
この中の「ヒストリーコース」は、琉球王国時代や大正時代の古地図にそれぞれの時代の歴史スポットが表示されます。
なかなかおもしろいですよ。自宅で眺めても楽しいツールだと思います。
読谷の遺跡とグスク(pdf)
読谷村公式サイトの「文化振興課」ページでは「読谷村の遺跡とグスク」のマップとリストがpdfでダウンロードできます。
ただこれは大半が“なんちゃらB遺跡”みたいな、かなりガチな…専門的なマップです。
その中に現在パッと見ではわからないグスク跡が載っていたりするので、歴史の興味がある人には役に立つかもしれません。
読谷村全22字のガイドブック(pdf)
今まで村博物館に行かないと手に入らなかった各字のガイドブックが、pdfでダウンロードできるようになりました。
読谷村全22字の特徴や拝所、旧跡などのマップです。
これは素敵すぎる!
『読谷村史』を国会図書館デジタルで閲覧できる
『読谷村史』も国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できます。
自宅からの閲覧は本人確認書類を提示して本登録(無料)が必要です。
→個人向けデジタル化資料送信サービスの詳細【国立国会図書館】
→『読谷村史』第4巻 (資料編 3 読谷の民俗) 下「第六章 第一節 聖地」【国立国会図書館デジタルコレクション】
沖縄市-沖縄市文化財マップ(pdf)

沖縄市にある越来グスク跡
沖縄市公式サイトの「発刊文献一覧」ページからは、「沖縄市文化財分布地図」をpdfでダウンロードできます。
分布地図はかなり専門的な地図ですが、御嶽や拝所などが多く載っています。
分布地図の他にも「越来文化財マップ」と「美里文化財マップ」という気軽なリーフレットもダウンロードできます。
文化財の詳細は、「沖縄市の文化財紹介」ページのリストからWeb上で確認することができます。
うるま市

うるま市にある世界遺産・勝連城跡
うるま市文化財パンフレット(pdf)
うるま市の公式サイトの「うるま市文化財パンフレット・各種申請書」ページから、文化財パンフレットがpdfでダウンロードできます。
ダウンロードできる資料がとても多いのですが、その中でも
- 2.うるま市の文化財
- 3.うるま市の遺跡
は歴史本のお供におすすめ。そして、
- 5.津堅島
- 7.浜比嘉島
- 8.平安座島
- 10.宮城島
- 11.南風原
- 12.内間・平安名
- 13.平敷屋
- 14.喜仲
- 18.伊波
は気軽な集落散策におすすめです。
どちらのパターンも地図がかなりざっくりしているのが惜しいところです。でも資料が多いのは嬉しい。
うるま市の文化財を解説「うるま市の伝統文化」(Web)
うるま市の文化財や伝統文化を解説している「うるま市の伝統文化」という、うるま市の特設サイトがあります。
所在地の地図が載っていないのが残念ですが、うるま市の文化財について一つ一つ解説されています。
さて、沖縄本島中部編はここまで。
また新たに発見したら追記していきますね。
本島南部編はこちら→南部編
本島北部編はこちら→北部編
関連記事→沖縄の古地図が閲覧できるサイト
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