沖縄が好きで何度も沖縄旅行に行っていると、『一応次回の沖縄旅行は予約したけど、さて、沖縄で何をして過ごそうかな。』と思うときがあります。
行ってみたかった観光地は一通り行き尽くしたから、今度は沖縄のまだ行ったことのない場所に行ってみたいなぁっていう、ノープランな沖縄旅行がしたいとき、私たちがいつも役立てているのが、アナログな沖縄県道路地図なんです。

ノープラン沖縄旅行で大活躍している沖縄県道路地図
なんでこのデジタルな時代に、アナログな道路地図?と思われるかもしれません。私も実際に買ってみるまで、こんなに便利だとは思っていませんでした。
そもそも、私がこの道路地図を買ったきっかけは、琉球の歴史を調べているときに、史跡や地域の位置関係を、俯瞰して見たかったからなんです。
1冊2,500円(税別)もする道路地図を買ってきた時は、夫も若干引き気味でした。
でも、今となっては、
「これは、えぇ買い物したなぁ。」
と言ってくれています。
ということでこの記事では、アナログな道路地図がノープラン旅行にどんな風に役に立っているのかを紹介します。
ノープラン用ガイドブック
沖縄が好きになってからというもの、沖縄ロケのテレビ番組をよく観るようになりました。
でもテレビを観ながら、『次の沖縄旅行で行ってみたいな。』と思った場所って、実際に沖縄に行くと忘れていたりするんです。
それがなんだか悔しいので、行ってみたいなと思った場所を、どんどん道路地図に書き込んでいくことにしました。

行きたい場所を書き込んだノープラン用ガイドブック
こうやって地図に印を入れて、コメントを付箋に書き込んでおくんです。
そうすると、ノープラン沖縄旅行で、さて、次はどこに行く?となったときに、パラパラと道路地図を開くと、行ってみたいと思っていた場所を、思い出すことができます。
ちなみに私は、テレビで観た場所以外に、琉球の歴史本を読んでいて、気になった史跡なども書き込んでいます。
関連記事→沖縄の史跡や御嶽の地図が見られるサイトまとめ【沖縄本島南部編】
思いつきで集落散策
特にあてもないけど、どこかの集落を散策してみたいな。という時は、道路地図を適当に開いて見つけた、公民館を目指して出かけます。
これは私が勝手に思っていることですが、沖縄で公民館がある地区は、歴史のある場所が多い気がします。
それに公民館の近くには集落発祥にまつわる拝所や御嶽がある場合が多い気もします。戦争の影響が大きかった土地は、またちょっと違うんですけどね。
赤瓦の古民家が建ち並ぶいかにも沖縄っぽい風景…は今は少ないですが、リアルな沖縄の文化を感じられると思います。
沖縄の公民館は『集落センター』とか『自治会』とか、いろんな呼び方があるので、Googleマップで検索してもヒットしないことがあるんです。
でも道路地図なら適当にページを開くだけで、どこかしらの公民館を見つけることができるので、とても便利です。
実際に道路地図をパラパラめくって見つけた伊計島の公民館へ集落散策をしに行ったことがあります。楽しかったですよ。
ノープラン旅行だからこそアナログ情報
今の時代、スマホやタブレットでGoogleマップを見ることができるので、それで充分な気もします。
ただ広範囲の地図を見るときは、Googleマップだと情報が省略されてしまうんですよね。
Googleマップは広域表示にすると、交差点名や店舗名が消えてしまうんです。確か、カーナビもそんな感じでした。
下に比較画像を作ってみたんですけど、地図帳と同じぐらいの縮尺で、Googleマップを表示して比べてみると、道路地図には広域地図にたくさんの情報が載っています。
これはアナログならではのメリットだなと思います。

道路地図とGoogleマップを同じぐらいの縮尺で比較すると…
こうやって細い道や店舗名が表示された地図を、広域で見ることができると、『次の目的地には、行きはこの道を通るルートで、帰りはこっちの、違う道を通るルート帰ろう。』というように、大まかなルートを一目でイメージすることができます。
それに地図帳には、あまり知られていない史跡も載ってるんです。史跡好きの私にとってはそういう発見がおもしろいです。
『今から通るルートの途中に、聞いたことのない史跡があるから寄り道しよう。』みたいな遊びができるんです。
他にも、全然有名じゃないビーチや公園も載っているので、寄り道候補がたくさん見つかります。
寄り道はノープラン旅行の醍醐味だと思います。
関連記事→沖縄旅行プランの立て方と注意点
史跡好きにおすすめの使い方
特に史跡好きな人には、おすすめな使い方。
アナログな道路地図とGoogleマップのマイマップ機能を併用すると、さらにマニアックな遊び方ができます。
歴史本を読んでいて気になった場所を、道路地図とマイマップにメモしておきます。そして、道路地図には手短なコメントを、マイマップには詳細説明を記入しておきます。
そうしておくと実際に現地へ行ったときに、すこぶる知ったかぶりができるのです。
琉球の歴史は調べれば調べるほどこんがらがってくるので、詳細説明を現地でもう一度確認できると、史跡のそばで新しい発見があるかもしれません。
目的地が入り組んだ場所にあるときなどは、Googleマップやカーナビに助けてもらうなど、アナログとデジタルを併用すると、ノープラン沖縄旅行のふり幅がより一層広がります。
ちなみに、私たちが買った道路地図は、2014年版なので、記事中の写真と最新版の表紙が違います。最新版の表紙はこれです。↓
ぜひぜひ、充実したノープラン沖縄旅行を楽しんでくださいね。
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