2018年2月23日、伊計島の集落を散策しました。
伊計島は、沖縄本島中部うるま市の海中道路の先にある、車で行ける離島です。
今までドライブついでに通り抜けたことはありましたが、集落内をじっくり散策したのは初めてでした。
沖縄独特の拝所や赤瓦の古民家が残っていて、旅行者にとってはとても沖縄を感じられる集落でした。
(2018年2月の沖縄滞在ダイジェスト&体験記事一覧はこちら→2018年2月沖縄長期滞在15日間ダイジェスト&2月の沖縄レポ)
伊計公民館近くには火ヌ神など祭祀の場が残る
沖縄の古くからある集落には、祭祀を行う場所や火ぬ神(ヒヌカン)など村建てに関する場所が残っているのですが、伊計集落にもそれはありました。
例えば、伊計公民館のすぐそばにあったヌンドゥンチ。おそらく村の祭祀を司るノロ(神女)の屋敷跡だと思います。
そしてヌンドゥンチから南東へ少し下ったところにあったのが、火ぬ神と神アサギ。
ヒヌカンは火の神様。沖縄では各家庭の台所にも祀られているそうですが、集落の中心にはその土地のヒヌカンも祀られています。
それから神アサギは集落の祭祀を行う広場のことです。こういう場所は集落の発祥と関わりがある場所だと私は思っています。
神アサギと同じ敷地に伊計神社がありました。こぢんまりとした、いい感じの神社です。
神社にはおみくじもありました。おみくじは50円だそうです。
私が引いたおみくじの結果は小吉。願望:あせるな 人に任せれば吉。転居:控えておくがよし。と書いてありました。移住はまだ先かなぁ…。まぁ、流れに身を任せましょう。
他にも御神屋とか井泉など、歴史好きには興味津々な場所がいろいろありましたよ。
赤瓦やセメント瓦の古民家が残る伊計島の集落
伊計集落には赤瓦やセメント瓦の古民家が多く残っていて、沖縄っぽい風景が見られます。しかし沖縄っぽいってすごくアバウトな表現…。
上の写真はフォトスタジオなんだそうです。この屋根は新しい赤瓦ですが、他にも年季がかった古民家をたくさん見かけました。
路地にはゆんたく用の椅子が置いてあって、暖かくなったら木陰でおしゃべりするんだろうなぁ。などと、想像が広がります。
それから、沖縄ならではの共同売店。
どうしてだかお店に入らずに帰ってきちゃったけど、次回はアイスクリームでも買いに行こうかしら。
集落の向こうは海
集落内を歩いていると、道の先に海が見える場所がいくつもありました。でもこの日は天気が悪くて海も空も真っ白。
これが海が青い日だったらもっと綺麗だろうなぁと思いながら歩いてました。
海の青さの透明感が増す5月から7月ぐらいかな、もう一度散策しに来たいと思いました。真夏だと暑いから午前中がいいかも。
防風林の向こうから波の音が聞こえて、林を抜けると海岸が広がっていました。
集落南側のイツクマ浜では、毎年ハーリーが行われるそうです。
しかし天気悪い写真だなぁ。
伊計島のおすすめ案内マップ(追記:掲載終了)
この日は、公民館でもらった案内マップ『イチハナリNavi』を参考に散策しました。
この案内マップ、伊計島小中学校の生徒達が作った案内マップだそうで、家に帰ってじっくり読むと島の人しか知らないような情報がたくさん。あぁ悔しい。このマップを見てから散策したかったです。
学校が2012年に廃校になる最後の記念として作ったんですって。
このパンフレットを子ども達がキャッキャ言いながら作ってる様子が目に浮かんで、じわじわっと温かい気持ちになりました。
案内マップはうるま市観光振興課の『いいなぁうるま市』というサイトからPDFでダウンロードできます。
→パンフレットダウンロード【いいなぁうるま市】
(※2024年1月追記:掲載終了したようです。他に散策マップを探していますが今のところ見当たりません。また見つけたら追記しますね。)
よかったな。伊計島。
今度は海が青い季節にもう一度、朝日を見に行きたいな。そのまま朝の光の中、集落散策をしたら気持ちよさそうです。
(2018年2月の沖縄滞在ダイジェスト&体験記事一覧はこちら→2018年2月沖縄長期滞在15日間ダイジェスト&2月の沖縄レポ)
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