2024年6月29日(土)、沖縄滞在5日目。この日は待ちに待った「うたの日コンサート2024 in よみたん」開催の日。
コンサートはめちゃくちゃ楽しくて、本当に行ってよかったです。ただ、会場までのアクセスがなかなか難しく、段取りが悪かったのもあって、行きも帰りもかなり苦労しました。特に帰り道…。
コンサートの様子より行き帰りの苦労話の方が長い「うたの日コンサート」体験談をどうぞ。
(滞在初日の記事はこちら→那覇を観光-古くからあるけど行ったことない店に行ってきた(2024年6月沖縄滞在初日))
(2024年6月の沖縄滞在ダイジェスト&体験記事一覧はこちら→2024年6月梅雨明け直後の沖縄で遊んできた(那覇2泊読谷5泊滞在ダイジェスト))
「うたの日コンサート」は長丁場なうえアクセスが難しい
「うたの日コンサート2024 in よみたん」当日の朝。実はこの日一日をどう動くのか、まだ決められずにいました。
なんでかって、うたの日コンサートの会場は「読谷村運動広場」という屋外運動場。
沖縄の夏の太陽の下、コンサートは14時から20時までの長丁場。本当は最初から最後までがっつり参加したいけど、ここ数日の暑さを知っているだけに生きて帰れる自信がない。どうしよう。
→「うたの日コンサート」タイムテーブル【オフィシャルサイト】
っていうか、そもそもどうやって会場に行こうか。
会場まではバスに乗らないとたどり着けない。けど、滞在先から会場方面行きのバスに乗るには徒歩20分ほどの場所にある「読谷バスターミナル」まで行かないといけない。だがしかし外は炎天下。どうしよう。
あーでもないこーでもないと話し合った結果、とりあえずお昼を食べて、それからタクシーを呼ぼうという話に。
ところがこれが甘かった。
まず近所のタクシー会社に電話したところ、全車予約が入って出払っているから今日は無理です。第一交通さんなら台数多いからそっちに電話してみて。とのこと。
そして第一交通さんに電話したところ、土日は予約を受け付けていないので何時にどこに来てとか無理です。車が空き次第お迎えに上がりますが何時になるかわかりません。とのこと。
結局、読谷バスターミナルまで歩いて行く羽目に。
読谷バスターミナルから鳳バスで会場へ
滞在先を出て20分…もう少しかかったかなぁ。15時03分、無事読谷バスターミナルに到着。
途中、息が上がりすぎてやばいかもこれ。とは思ったものの、冷たいスポドリをガブガブ飲んでなんとか乗り切ることができました。
そして15時20分、読谷村コミュニティバス(鳳バス)の休日南北ルートに乗車。15時35分、会場最寄りのバス停「健康増進センター」「読谷村役場」に到着。(降車バス停を間違って記憶していたので訂正しました。)
→読谷村コミュニティバス(鳳バス) ルートマップ・時刻表【読谷村】
入口で手荷物検査を受けて、いよいよ会場へ。
「うたの日コンサート」楽しすぎる行ってよかった
会場内は自由席でした。というか、熱心な人は早い者勝ちで地べたにシートを引いて場所取りするんだと思います。(※会場内撮影禁止のため写真はありません。)
どこに陣取るかしばらく悩み、とりあえず座ってビールを開けたりアテを買ったりお手洗いに行ったりして、ようやく落ち着いたころ、古謝美佐子さんの出番になりました。
今回のうたの日コンサートは古謝美佐子さんが出演するからチケットを買ったといっても過言ではないわけで。
幻想的な音楽とともに登場し、長いグレイヘアを風になびかせながら『童神』を歌う姿は、まさに異世界からの降臨という雰囲気でした。(きっとそういう演出だったんだと思うけど。)なんて風の似合う人なんだろうと思いました。
おまけに古謝さんが歌う向こうの空からカタブイ(片降り)の暗雲がだんだんと近づいてきて、まるで古謝美佐子さんが髪をなびかせて歌いながら雲を司っているかのような、神々しいったらありゃしない光景を拝むことができました。
よかった。これを見られただけでもうたの日コンサート行ってよかったです。
続いて登場したのはパーシャクラブ。
どうやらいつものことらしいんですが、新良幸人さんはしゃべり声が裏返るほどベロンベロンで、それはさすがにあかんやろと半笑いで見ていたら、歌い始めた途端安定の歌唱力とすごい声量。あんなに酔っ払ってあんなに声が出るなんてもう尊敬しかないです。
うっかりお手洗いに並んでいる間に登場したのはMONGOL800。
演奏が始まった瞬間、会場全体がウエーイ!と一気にアゲアゲに。言葉を選ばずに表現すると、すげー!かっけー!と思いました。会場がドンと盛り上がる瞬間っていいですよね。ライブじゃないと感じられない景色でした。
そしてラストはBEGIN。
この辺からはしゃぎすぎてあんまり記憶がないんですが、たしか一曲目に『恋しくて』からの『防波堤で見た景色』『オジー自慢のオリオンビール』だったと思います。
あの時のコンディションで『防波堤で見た景色』とか…あかんやつです。本気で泣いたら鼻ズルズルなって大変なのでめっちゃ自制しました。その代わり『オジー自慢のオリオンビール』で盛大に暴れたった。(いえ、周囲の安全に気を配りながら楽しく踊りました。)
この後、マルシャショーラを30分、出演アーティストが入れ替わり立ち替わり登場して、最後、BEGINでどうやって締めたのか…覚えてないです。はい。
→「うたの日コンサート」タイムテーブル【オフィシャルサイト】
読谷の夜道をひたすら歩く恐怖の帰り道
楽しい時間はあっという間に過ぎていき、うたの日コンサートは終了。
さて、どうやって帰ろうか。
来るときに乗ってきた鳳バスはとっくに終了している時間帯でした。
ひとまず第一交通タクシーに電話するも話し中でまったくつながらず。Googleマップでバスのルートを調べると、会場から25分ほど歩けば滞在先最寄りの「読谷バスターミナル」へ行くバスに乗れるとのこと。ただ、最終便まであと数本しかない状況。
どうする?
追い詰められた私たちは、読谷の夜道を25分歩くことに。
最初の5分くらいはよかったです。会場の近くで街灯があって明るい道でした。問題はその先。Google先生が指す方向には、街灯も歩道もないサトウキビ畑沿いの道が暗闇に吸い込まれるように続いていました。
いやだ。行きたくない。怖い。でも進まないと帰れない。
私はとにかくハブが怖いからサトウキビ畑からできるだけ離れろと夫を引っ張り、夫は危ないから車道からできるだけ離れろと私を引っ張り、しっちゃかめっちゃかなりながら歩くこと約15分。その間、気を紛らわせようと夫は歌ったり明るく振舞ったりしてくれたけど、私にはそれを受け取る余裕などまったくなく、ただひたすら足元を確かめながら歩くのみ。
ようやく向こうに街の明かりが見えてきて、無事「赤犬子宮前」バス停にたどり着くことができました。よかった、私生きてる。
そして22時02分、読谷バスターミナル行きのバスに乗車(定刻21:49)。
読谷バスターミナル到着後、ありがたいことに第一交通に電話がつながって、(コンビニ寄りたいんで)10分後にお願いします。と伝えたところ、今大変混み合っているので何分後にどこというご予約はできません。ご乗車の準備ができたらその場所からもう一度お電話ください。とのこと。
このタクシーチャンスを逃すわけにはいくまいと、今ここで待ちますから来てくださいお願いします。といって無事タクシー乗車。
22時24分、やっとのことで滞在先に帰還することができました。
部屋に入って電気をつけたときの安堵感は一生忘れません。
思い出盛りだくさんのうたの日に乾杯!
さー、とっととシャワーを浴びて夜食や夜食ー!
- 沖縄そばカップ(ザ・ビッグ都屋店)
- インスタントそうめんちゃんぷるー(ザ・ビッグ都屋店)
- 金ちゃんヌードル(ザ・ビッグ都屋店)
- からあげクンチーズ(ローソン読谷長浜店)
- ゴーヤースティック
- 豚肉入り油みそ
はははは。めっちゃわんぱくメニュー。こんなわんぱく何年ぶりだろう。
もういろんなことがありすぎてうたの日コンサートの酔いなんてとっくに醒めていたし、ガンガンに神経が高ぶっていたので、気が済むまでがむしゃらに食べました。
そうそう、沖縄そばカップはてっきりお湯を注げばできるものと思っていたら、スープを鍋で温めてそこに麺を入れて温めてしないといけないそばでした。それやったら普通に麺とストレートのスープ買えばよかっ…。…。よく確かめて買えばよかったです。
さて、盛りだくさんの思い出とともに、私たちのうたの日はこれにて終了。
ただね…、後からふと思ったんですけど、がんばって夜道を歩かなくてもタクシーが空くまで会場の近くで待ってたらよかったんかなって…。
いや、だけどあの場所で最終バスを見送るという決断もなかなかの恐怖やでぇ~。だからあのときはあれが最善だったんだということにしておきます。
いい経験でした。なにより、「うたの日コンサート」楽しかった♪
つづく→読谷山そばとまつだ商店と渡具知ビーチに行った日(沖縄滞在6日目)
(2024年6月の沖縄滞在ダイジェスト&体験記事一覧はこちら→2024年6月梅雨明け直後の沖縄で遊んできた(那覇2泊読谷5泊滞在ダイジェスト))
(滞在初日の記事はこちら→那覇を観光-古くからあるけど行ったことない店に行ってきた(2024年6月沖縄滞在初日))
コメント