2001年に放送が開始され沖縄ブームを巻き起こした朝ドラ「ちゅらさん」。
その第7話から始まる那覇回のロケ地をおさらいします。那覇のロケ地だけではなく、那覇という設定の沖縄県外ロケ地も含みます。
ちゅらさんのロケ地情報はすでにネット上にたくさんアップされていますが、それを見ながら記事を書いても面白くないので、すべてイチから自分で調べて突き止めました。という、読んでくださる方にとってはどうでもいい自慢話をぶっ込みつつ…。
100%というわけにはいきませんでしたが、かなり詳しくロケ地情報をまとめられたと思います。
この記事では、第7話から12話「帰ってきた兄ぃ兄ぃ」週のロケ地をおさらいします。
- ちゅらさん定番ロケ地-那覇の家(外観)は首里金城町
- えりーがスーパーボールを眺める橋は「泊大橋」
- 那覇北高校(運動場)ロケ地は「神奈川県立生田東高等学校」
- 勝子さんが働く市場は旧「農連市場」
- 恵文がいつも昼寝をしているのは「御茶屋御殿跡」前
- 第7話-恵尚がタバコを出した歩道は国際通りわしたショップ付近
- 第8話-恵尚がゴーヤーマンをひらめいたのは那覇「新天地市場本通り」
- 第8話-夏の高校野球沖縄大会会場ロケ地は横浜市「保土ケ谷球場」
- 第9話-恵尚がゴーヤーをなでていた木陰は那覇「牧志公園」
- 第10話-那覇北高校レンガ造りの校門は「沖縄県立首里高等学校」
- 第10話-恵達がベッキーを追いかけて入ったライブハウスは東京都福生市
- 第10話-ゴーヤーマン発売初日に偵察していたお店は国際通り松尾交差点付近
- 第11話-えりーが自転車で下って行った坂は首里「赤マルソウ通り」
- 第11話-えりーがゴーヤーマンを買ったのは国際通りわしたショップ付近
ちゅらさん定番ロケ地-那覇の家(外観)は首里金城町
まずはちゅらさん那覇回で登場する定番ロケ地から。
古波蔵家の那覇の家(外観)ロケ地は首里金城町の石畳道です。家の中や庭はたぶんスタジオで撮影していると思います。

金城町の石畳石
実は首里周辺のロケ地情報は以前記事に書いたことがあるんですが、一応総おさらいということで載せときますね。
(以前の記事→【首里城周辺】ちゅらさんロケ地とおすすめの散策スポット)
えりーがスーパーボールを眺める橋は「泊大橋」
国仲涼子演じるちゅらさんの主人公は古波蔵恵理。通称えりーですね。
えりーが気合を入れたり落ち込んだりするとやってくる橋の上。そしていつもスーパーボールを青空にかざしているあの場所のロケ地は、那覇の泊大橋です。
Googleストリートビューで見ると、今は欄干の上に柵が張り巡らされていますね。あの海と青空の開放感、好きなのになぁ…。
那覇北高校(運動場)ロケ地は「神奈川県立生田東高等学校」
第7話から、えりーは那覇北高校3年生で野球部のマネージャーをしていました。
那覇北高校野球部が練習をしていた運動場のロケ地は「神奈川県立生田東高等学校」。
野球部が雨の日に練習していた室内練習場もおそらくここ。
同じく高校生になった山田孝之演じる弟の恵達が、ベッキー演じる金城ゆかりを追いかけていたのもおそらく生田東高校の通用門だと思います。
勝子さんが働く市場は旧「農連市場」
田中好子演じるえりーの母、古波蔵勝子が“朝飯前”に働いていたのは昔那覇市樋川にあった農連市場。

かつての農連市場(2016年5月撮影)
なんですが、農連市場は2017年に「農連プラザ」に移転しました。旧農連市場は解体されて現在その場所にはマンションが建っています。
恵文がいつも昼寝をしているのは「御茶屋御殿跡」前
堺正章演じるえりーの父、古波蔵恵文は、那覇で“ハイサイ無線”(架空)のタクシー運転手をしていました。
恵文が仕事をさぼっていつも昼寝をしていた場所のロケ地は、首里崎山町の「御茶屋御殿跡」前です。
第7話-恵尚がタバコを出した歩道は国際通りわしたショップ付近
さて、ここからは各話スポットで登場するロケ地です。
第7話からは、ガレッジセールのゴリが演じるえりーの兄、古波蔵恵尚が加わりました。
恵尚は、那覇の家の前でしばらくためらって、その後タバコが尽きるまで家に入る決心がつかなかったようですね。
人が行き交う街中でベンチにヘタってタバコを吸おうとした場所は、国際通りの歩道でした。わしたショップより2、3軒県庁寄りのお店ですが、現在は撮影当時と違うお店のはず。一応位置だけGoogleマップで共有します。
恵尚の後ろに映り込んでいるANAのロゴは、おそらく向かい側にある沖縄ツーリストの看板のものだと思います。(現在同じ看板はありません。)
第8話-恵尚がゴーヤーマンをひらめいたのは那覇「新天地市場本通り」
第8話で恵尚は農連市場で働く勝子さんのお手伝いをしていました。
恵尚が野菜を運んでいたときに、たまたま観光客の女子二人がゴーヤーを見て、かわいくない?これ。かわいいね。というのを耳にします。
そこで恵尚はゴーヤーマンをひらめくわけですが、女子がゴーヤーを見ていた場所のロケ地は那覇市松尾の「新天地市場本通り」でした。

観光客がゴーヤーを、かわいくない?これ。かわいいね。と話していた場所
第8話-夏の高校野球沖縄大会会場ロケ地は横浜市「保土ケ谷球場」
えりーがマネージャーをしている那覇北高校野球部は、甲子園を目指して夏の高校野球沖縄大会に臨みます。
沖縄大会会場のロケ地は神奈川県横浜市の「保土ケ谷球場」。現在は「サーティーフォー保土ケ谷球場」というそうです。
その後、決勝戦まですべてロケ地は保土ケ谷球場でした。
この場所を突き止めたのは特徴的なナイター照明がヒントになりました。
→サーティーフォー保土ケ谷球場の詳細【神奈川県立保土ヶ谷公園】
第9話-恵尚がゴーヤーをなでていた木陰は那覇「牧志公園」
勝子さんと、平良とみ演じるおばー(古波蔵ハナ)に、ゴーヤーマン企画を却下された恵尚はひどく落ち込んで毎日ゴーヤーを眺めてはうなだれていました。
えりーが学校の帰り道にゴーヤーをなでている恵尚を目撃した場所はゆいレール牧志駅近くの「牧志公園」です。

恵尚がゴーヤーを撫でていた公園(2024年6月撮影)
第10話-那覇北高校レンガ造りの校門は「沖縄県立首里高等学校」
第10話で初めて登場する那覇北高校の校門ロケ地は「沖縄県立首里高等学校」でした。
ドラマではガジュマルがあってレンガ造りでしたが、現在はコンクリート製に変っているようですね。
第10話-恵達がベッキーを追いかけて入ったライブハウスは東京都福生市
第10話で恵達がベッキーを追いかけて迷い込んだ夜の街のロケ地は、東京都福生市の横田基地近くにあった歓楽街でした。が、現在はほとんどが更地になっています。
そこで鮎川誠演じるジョージ我那覇と出会ったライブハウスの外観ロケ地も同じ歓楽街にあったようです。
ここを突き止めるヒントになったのは恵達の背景に映り込んでいた“味源”という赤い看板と“SNACKエイト”の看板でした。どなたかのブログにアップされていたラーメン屋「味源 福生本店」(すでに閉店)の写真にエイトというお店も写っていたんです。
本気でGoogleストリートビューをグリグリした結果、ドラマとは外観が変わっていましたが、ライブハウスのダクトとネオンの跡、それから階段が一致したのできっとここだろうと。
第10話-ゴーヤーマン発売初日に偵察していたお店は国際通り松尾交差点付近
第10話、いよいよゴーヤーマン発売初日。えりーは学校帰りにお土産屋さんへ偵察しに行きます。
えりーが自転車を止めたのは、国際通りの松尾交差点から牧志方面にもう一つ信号を渡ったところのビルだと思います。
ビルの入り口が2段ぐらいの階段になっていて、その先少し奥まったところに店舗の入り口があるようです。シーンが切り替わる直前にえりーが自転車を担ぎ上げたのが気になって、たぶんその奥まった場所に駐輪したということなんでしょうね。
店内シーンの撮影場所は別の場所だと思います。まだ見つけられていません。
第11話-えりーが自転車で下って行った坂は首里「赤マルソウ通り」
那覇北高校野球部が夏の高校野球沖縄大会で予想外に勝ち進んだので、学校関係の大人たちが部室に激励にやってきます。
具志堅用高演じる那覇北高校同窓会長の話が長いので、えりーは部室を抜け出してゴーヤーマンの売れ行きを見に行きます。
その途中、えりーが自転車で下っていった坂道のロケ地は首里寒川町の「赤マルソウ通り」でした。
最初引きで自転車を走らせているシーンは、首里観音堂あたり、「観音堂」バス停の近く。
その後、えりーの顔がどアップになるシーンは赤マルソウ通りの寒水川樋川の近くでした。
ちなみに赤マルソウ通りという名前は、昔このへんに「赤マルソウ」という味噌醤油屋さんがあったことに由来するそうです。
第11話-えりーがゴーヤーマンを買ったのは国際通りわしたショップ付近
部室を抜け出してゴーヤーマンの様子を見に来たえりーは、素知らぬ顔をして店員さんに売れ行きを確認します。
結局、自作自演でゴーヤーマンをお買い上げしたお土産屋は、国際通りわしたショップ付近、沖縄ツーリストの向かい側のお土産屋さんでした。
さきほど那覇の家に入るのをためらっていた恵尚がタバコを吸おうと座った場所と同じです。
このシーンではえりーの後ろにガッツリ「沖縄ツーリスト」が映っていましたね。店内からのカットでは「HABUBOX」が映り込んでいます。
以上、ちゅらさん那覇回、第7話から12話「帰ってきた兄ぃ兄ぃ」週のロケ地でした。といっても、まだ何カ所か見つけられていない場所があるんだなぁ。見つけたら追記していきますね。
次回、「やまとの誘惑」週もお楽しみに~。
→ちゅらさんロケ地おさらい-那覇回 その2「やまとの誘惑」週
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