先日私は『喜如嘉の神さま』という記事を書きました。
実は、この記事を書いたのには、とあるきっかけがありました。
twitterで、どなたかの(忘れてしまった)つぶやきを見かけたのです。うろ覚えですが、沖縄で一人旅の途中、ビーチで海を眺めていたら地元のおじいが話しかけてきたと。少し会話をしていると、そのおじいが「楽しいか?」と聞いてきた。「楽しい。」と答えたら、「だったら良かった。」とおじいが言ったんだ。というような内容でした。
このつぶやきを見た時、沖縄で感じる独特な人と人とのかかわり合いを急に思い出して、また沖縄が恋しくなりました。
そして、その話を夫にすると、
「うん。(沖縄が恋しくなるの)わかるで。ほんで、おじいはほんまに心配するんやと思うで。」
と。
それを聞いて、あの喜如嘉での出会いを思い出したのです。とはいえ、もう少し深みのある、じんわりしたエピソードだったら良かったんですけどね。私の場合、まだ沖縄にいて落ち込むことがないので、どうしても、やらかした事件簿になってしまいます。
やらかした事件簿→喜如嘉の神さま
さて、そういういきさつがあってからの、先日久しぶりに観た今帰仁村観光協会制作の『今帰仁ベンチ』というWebムービー。
これはやばい。と思いました。えっと…「やばい」というのは現代っ子的な表現で言う「やばい」の方です。
何年か前に、このムービーを初めて観た時は、ふーん。よくできた話だなぁ。程度にしか思っていませんでした。しかも当時の私は、主人公の女性の悩み事にケチをつけて「そんなことで??」などと根性の悪いツッコミを入れていたと思います。
なのに、こないだもう一度観てみると、やばい。なんかめっちゃリアル。ほんまにこういうことありそう。うわーうわー。と、我ながら、ここ数年で何があったん?というくらい、ストーリから受け取るものが全然違って見えて、大興奮しながら観ていました。
『今帰仁ベンチ』のストーリーは、作り話のようで、でも沖縄ではああいう感じの出来事が実際に起きるんですよね。シチュエーションや程度はそれぞれですが。ただし、それを求めて行くと出会えない。それどころか、自分がいかに素直でなかったかに気づかされたりするという。とても不思議なんです。
あぁ。沖縄好きナイチャーにとっては、ますます沖縄に行きたくなるムービーですよ。
映画『ホテル・ハイビスカス』に出演している、照屋政雄さんや吉田妙子さんが観られるのも嬉しいし、しばらく繰り返して観るだろうな。
でももし、あえてこのムービーにツッコミを入れるとすれば、リアルおじいおばあは、もっと”はにかみ”ながらやってくる場合が多いというところでしょうか。
何はともあれ、おすすめです。
次回沖縄に行くときは『今帰仁ベンチ』のロケ地めぐりをしたいなぁ。
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