赤犬子と赤犬子宮について調べてみた

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3月4日は三線の日です。三線の日にちなんで赤犬子(あかいんこ)と赤犬子宮(あかぬく)について。

毎年3月4日沖縄では、琉球放送主催の「ゆかる日 まさる日 さんしんの日」というイベントが開催されます。そのイベントの前に、「さんしんの日」発起人の上原直彦さんや関係者の方々は読谷村にある赤犬子宮に参拝するそうなのですが、なぜ「さんしんの日」に赤犬子宮を参拝するのか、私なりに調べてみました。

赤犬子とは何者なのか

赤犬子宮というのは、赤犬子(あかいんこ)と呼ばれる人物にまつわる場所です。

赤犬子宮
赤犬子宮

赤犬?犬?と前々から気になっていました。いったい赤犬子という人物は何者なんでしょうか。

赤犬子にまつわる民話

読谷村の観光サイトや赤犬子宮がある読谷村楚辺の公民館のサイトには、赤犬子にまつわる民話が紹介されています。

民話赤犬子【読谷村観光ギャラリー】
赤犬子(あかいんこ)【楚辺公民館】

ここで公開されている民話を要約すると、

『昔、楚辺村にチラーという美人さんがいて、飼い犬の赤犬が湧き水の場所を知らせてくれた。チラーの赤犬のおかげて村人は水不足から救われた。

チラーはモテモテだったのに彼氏ができたことで村の男子の嫉妬をかってしまった。ヤキモチを焼いた男子はチラーの恋の邪魔をした。

チラーは彼氏の子どもを身ごもっていたがヤキモチ男子が「あいつは赤犬の子どもを身ごもっている。」と言いふらした。チラーは村にいられなくなって津堅島で子どもを生んだ。その子が赤犬子。』

といった感じです。そして、

『赤犬子は中国から五穀を持ち帰り、三線を発明し、各地を旅していた。彼の持ち合わせる先見の明はズバ抜けていた。』

みたいな感じで赤犬子の功績を紹介しています。

歴史本で読んだ赤犬子

手持ちの資料が少なくて、納得がいくまで調べられなかったのですが、歴史本に書かれていた赤犬子についてまとめます。

どうやら赤犬子というのは『阿嘉之子』呼ばれる人物だったようです。歴史本では『阿嘉之子』に『あかのこ』フリガナされていましたが、想像するに『あかぬしー』を当て字で『阿嘉之子』と書いたのを『あかぬく』と読むようになったと思います。

”~之子”というのは”~の人”とか”~の息子”という意味があるので、(おそらく、屋号)阿嘉さんとこの人って感じですかね。

歴史本では赤犬子の母親は王族(第一尚氏)の身内だったとありました。もともとは那覇に住んでいたけど、首里で政権交代のクーデター(第二尚氏成立)が起こった時に、読谷村楚辺に逃れてきたそうです。

その後紆余曲折あって、赤犬子が生まれたのは津堅島だとも書いてありました。

赤犬子の功績

歴史本によると、赤犬子は成長して尚真王時代の首里王府で役人をしていたそうです。(尚真王時代=1477年~1526年)

王府に取り立てられたのも芸術の才能を買われたからだそうですが、三線を発明したり、八・八・八・六の琉歌のリズムを始めて歌ったのが赤犬子だということです。

琉球には三線が発明される前から、似たような楽器はあったみたいです。それを三線として確立させたのが赤犬子。そして赤犬子が発明した三線は、後に大阪の堺の港から大和(日本)に持ち込まれて、三味線となって日本中に広まったそうなんです。

日本の三味線の元祖を作ったのが赤犬子だと思ったら、すごいですよね~。

それで、赤犬子が役人職を引退して余生を過ごしたのが赤犬子宮。赤犬子宮に建っている石碑にも『赤犬子終焉の地』と刻まれていました。

赤犬子終焉の地の石碑(左)
赤犬子終焉の地の石碑(左)

赤犬子宮の場所

赤犬子宮の場所は分かりづらいところにあるので説明しておきますね。

赤犬子宮は読谷村楚辺の県道6号線沿い、トリイステーションのゲート近くにあります。

赤犬子宮近くのトリイステーション
赤犬子宮近くのトリイステーション

鳥居があるゲートの、道を挟んで向かい側にファミリーマートがあって、その駐車場の端に赤犬子宮の石碑が建っています。

ファミリーマート駐車場の端に赤犬子宮の石碑
ファミリーマート駐車場の端に赤犬子宮の石碑

この石碑の脇道を入ると赤犬子宮が見えてきます。

赤犬子宮の鳥居が見える
赤犬子宮の鳥居が見える

赤犬子宮のマップ

三線の日に限らず、三線片手に赤犬子宮を訪ねたら赤犬子は喜ぶかもしれませんね。

赤犬子の人物像については、今後もっと掘り下げたいので、また新しいことが分かったら追記しますね~。

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