2020年10月20日。沖縄長期滞在7日目。この日の前半は金武町の歴史散策をしたり自然を満喫したりして楽しみました。
長期滞在をしていると、いつでも行けると思って滞在拠点周辺の名所をスルーしがちです。それで結局、長い時間そこに居たのにその街のことは何も知らないということが多かったので、今回は意識してスケジュールに組みました。
見に行ったのは金武大川と億首川の辺り。ただまぁ、ちょっと体力切れで多くは周れなかったんですけどね…。
いやーしかし金武町なかなかおもしろいです。知れば知るほどおもしろみが増していく街だなと思いました。それではどうぞ。
初日の記事→沖縄長期滞在初日-食材調達は楽しいけど疲れてフリーズするよ
(この滞在のダイジェスト&体験記事一覧→2020年10月中旬-沖縄8日間滞在をざっくりと振り返る)
ウッカガー(金武大川)ではしゃぐ
朝一で向かったのは金武町金武の「ウッカガー(金武大川)」。
沖縄のニュース動画などで金武のウッカガーをよく見ていたので、一度行ってみたかったんです。
動画などではいつもこんなアングルで映るところ。地域の水源ですね。

こういう映像をよく見てた
ウッカガーという言葉について金武町の観光マップには、
もともとはウッカー(ウフカー)といい、ウフは「大きい」カーは「井戸や泉」を意味する。【『金武町GuideMap』(金武町教育委員会)より引用しました】
とありました。
ウッカガーに一度行ってみたかったとはいえ、記録写真が撮れたらそれでいいのよ。程度にしか思っていなかったのですが、ふとの覗き込むと、こんこんと湧き出る水の綺麗なこと。
ヒャーヒャー言いながら夢中になって写真を撮りましたよ。

水がめっちゃ綺麗
この水は琉球石灰岩のすき間を抜けて集まった地下水だそうです。
そしてついさっき知ったのですが、金武大川水系の水で仕込んだ泡盛が金武酒造の「龍」なんですって。しまったなぁ。そういうことならば滞在中に飲んでおくんだった。
いやはや。ウッカガーでこんなにテンション上がるとは思いませんでした。綺麗な水が湧き出る場所は誰もいなくても活気があります。水は命の源であり生活の源ですもんね。行ってみるものです。
しかし最後に一つだけ言えるとすれば、ウッカガーの全景を撮るのはとても難しいということでしょうか。

ウッカガーの全景下手くそ写真
いつかの沖縄旅行でぜひチャレンジしてみてください。
日秀上人が流れついた場所を探して
その後何ヵ所か歴史散策をしていたんですがマニアックすぎるので割愛して、その次に向かったのは億首川。
現在は「おくくびがわ」と呼ばれていますが、昔は「ウクビガー」だったそうです。名前の由来は調べきれませんでした。でも億首という漢字はおそらく当て字ですね。
ここに来たかったのは、大昔(おそらく500年程前)に日秀上人という日本の僧侶がこの辺の浜「富蔵津」に流れついたと読んだからです。
日秀上人といえば、現在の金武町金武に残っている観音寺を創建した話が有名です。

日秀上人が創建したという観音寺
そして流れ着いた富蔵津(ふっかのつ)という浜がおそらく、おそらくですがこの辺ではないかと。
高低差を見るとおもしろいでしょう?昔はどこまでが海だったのか、それがわかればいいのにー。と思って見に行ったのですが、いまいちわかりませんでした。
日秀上人が入った船は小さい屋形船のような造りで、外から釘づけされていたらしいです。『熊野那智参詣曼荼羅図』の下方に描かれている船が近いイメージなのか?
仏教のことは無知過ぎて申し訳ないのですが、お経を唱えて舟に入りどこかの精神世界(?)に旅立つ的な究極の修行だったようですね。
だけど近所の浜に見かけない小舟が打ち上げられて、フタを開けたら極限状態の坊さんが入っていたとなったら、ムラの人はびっくりしたでしょうね。いったん離れて会議したんじゃないかなとかふざけた想像をしてしまいました。
億首川のマングローブを散歩
現在の億首川はマングローブが広がっていて、近くの施設ではではカヌー体験ができるみたいです。
川沿いを少し上ると遊歩道が設置されていました。

マングローブに設置された遊歩道
沖縄で湿地帯の中を歩くのはなかなか勇気が要るのですが、ここは清々しくて歩きやすかったです。季節によるかもだけど。

掃除されているのかしら?歩きやすい
せっかくなんでなにかしらマングローブの生物を…と必死で探して、諦めかけた頃にトントンミー(ミナミトビハゼ)をやっと発見。

トントンミー(ミナミトビハゼ)
写真が微妙に手振れしてるけど、まぁええか。
さぁ、そろそろ疲れたので帰りましょう。っていうか、数日前からちょいちょい目が痛かったんです。もしかしたら日差しが強すぎて目が焼けたのかもしれません。
それがマングローブの散歩あたりでピークがきて、もう目が開けていられない。日陰に入るとマシだけど、あぁ、もうだめだ…zzz。
道の駅ぎのざの「じゃがめん」はおいしい
ホテルに帰って消毒やなんやかんやして着替えた後、私はちょっと間寝ていたっぽいです。目が開けていられなかったのは本当に日差しのせいなのか、それとも無理がたたって疲れていただけなのか…。
無理した日の記事→読谷村に呼ばれた日【沖縄長期滞在6日目】
目が覚めると夫が残り物を駆使してお昼ご飯を作ってくれていました。なんとありがたい。

残ったお惣菜と沖縄そば
お昼に食べた沖縄そばの麺は、道の駅ぎのざで見つけた「じゃがめん」。宜野座村はじゃがいもの産地なんですねー。

宜野座村特産品「じゃがめん」
じゃがいもが練り込まれた麺らしいんですけど、これがけっこうおいしかったです。何が?と聞かれるとわからない…なにかしらおいしい麺でした。
→じゃがめんを食べる「みらい食堂」【道の駅ぎのざ公式サイト】
屋嘉ビーチで夕暮れビール
さて、遅めの昼食の後はホテルでゆっくりすごし…寝てたかな、覚えていない。
夕方、ぷらっと散歩しようぜ。ということでホテル近くの屋嘉ビーチへ。

屋嘉ビーチで夕暮れビール(サザンスター)
いいね。いい夕暮れ時だ。
ほろ酔いでぼーっとしていたら、空がものすごく綺麗に染まっていきました。

屋嘉ビーチで見た夕焼け
いいなぁ。きれいだなぁ。
この滞在でこんな時間をすごせるのは、これが最後。
滞在最後の晩餐-片付けメシ
しんみりしていたら腹が減ったので、とっととお風呂に入って夕食タイムです。
この滞在最後の晩餐は、なんでもかんでも炒めたり焼いたりした片付けメシ。

長期滞在最後の晩餐
この写真いらんやろーとは思うけど、一応ゴーヤーポークにんじん炒めたのおいしかったよー。ということで。
あとTESIOのソーセージはやっぱりおいしかったし、島とうふは焼いてもうまい。アルミホイルに何入ってたかは忘れました。
ソーセージ買った日の記事→沖縄長期滞在初日-食材調達は楽しいけど疲れてフリーズするよ
というわけで7日目も無事終了。
翌日は最終日。買い物して帰るだけだから書くことないかなぁと思いきや、南部まで行ってるわ。
最終日につづく→奥武島と大石公園にタッチして帰った最終日【沖縄長期滞在8日目】
6日目の記事はこちら→読谷村に呼ばれた日【沖縄長期滞在6日目】
この滞在のダイジェスト&体験記事一覧→2020年10月中旬-沖縄8日間滞在をざっくりと振り返る
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