久高島の徒歩散策【その1】島の南側を行く

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12月の中旬に、久高島へ行きました。今回も自転車は借りずに、徒歩でのんびり散策です。

久高島へはもう何度も訪れていますが、歩いて島を周ると初めて見る景色に次々と出会います。

しかも今回は、図書館で見つけた久高島の資料を片手に歩いたので、今まで知らなかった場所をたくさん見つけることができました。

久高島の伝統行事

この日は旧暦の11月13日で、久高島では「アミドゥシ」という伝統行事が行われる日でした。

アミドゥシの「アミ」は漁に使う「網」。「ドゥシ」については「友人(同士)」とか「降ろす(通し)」とか説明されています。大雑把に解釈すると海人たちの行事。

古くからアミドゥシの日は、徳仁港近くの浜が一時的に女人禁制になるそうです。

私たちが徳仁港に着いたときにも、浜方面は立ち入り禁止になっていました。

久高島の伝統行事アミドゥシの日
「これより先アミドゥシ行事の為進入禁止」

徳仁の浜が見渡せる高台の公園から、アミドゥシの様子を少しだけ覗いてみました。

久高島のアミドゥシの日は浜にテントが立てられる
斜面に立てられたテント

浜に続く斜面に、いくつかテントが立てられています。

これは久高島に初めて住んだ祖先が、住まいを決める前に、7回場所を移動したことに由来して7つのテントが立てられるんだそうです。

海人の網降ろしと、祖先が住まいを探した話って、全然関係のない話に感じますよね。

と話を振っておきながら私も答えを知らないんですが、漁をすることが生活に直結していた久高島の人々にとっては、網を降ろすことは生活の始まりを意味してるのかな。とか想像していました。

スベーラキ

高台の公園から徳仁の浜の丘の上、通称(?)『長生きベンチ』の後ろの道を西へ向かいました。

私たちが持っていた資料には、『長生きベンチ』を少し過ぎたところに、「スベーラキ」という御嶽があるとあったので、見てみたかったんです。

歩いていると左手に、ぼこっと茂みをくり抜いたような広場がありました。

久高島の御嶽、スベーラキの入り口か?
御嶽の入り口かも

絶対この奥にスベーラキがあるはず。と思ったのですが、広場のすぐ手前にヒラウコー(お線香)が置かれていたので奥に入るのはやめました。

どなたかがここにヒラウコーを置いて遥拝しているということは、もしかしたら入ってはいけない場所か、入ってはいけない日なのかもしれないと思ったからです。伝統行事がある日は特に、無茶は禁物です。

スベーラキは、久高島の祭祀を司る人たちの祖先が祀られているらしいです。もしかしたらお墓なのかなとも思うんですが、わからないです。

スベーラキの「ラキ」は、おそらく御嶽(うたき)の「タキ」だと思います。「スベー」がわからなかった。祖先?それか南っていう意味のフェー?

歩くガジュマル

それにしても、この広場の端にあったガジュマルは存在感がありました。

ガジュマルは枝から伸びるツタみたいなのが地面について、それが次第に根を張るので、ガジュマルは長い年月をかけて歩くと言われています。

ここのガジュマルはもう歩き始めていました。

久高島の御嶽、スベーラキの入り口のガジュマル
歩くガジュマル

この場所は好きだなと思いました。

南側の海

歩くガジュマルの広場を過ぎて細い道を抜けると、海が見えました。

久高島の南側の海
久高島の南側の海

久高島の南側、細かいこと言うと南西側の海です。たぶんこの辺。

ここってフェリーで徳仁港に入ってくるときに見える場所のはず。

ここに続く細道の入口に「イラブーがま」の案内板があったので、この辺のどこかにイラブ(ウミヘビ)漁をする崖があるんだと思います。見つけられなかったですが。

百名とーしば

できるだけ海沿いの道を選んで歩いていると、メーギ浜の近くに「百名とーしば」と書かれた石がありました。

久高島「百名とーしば」
「百名とーしば」と書かれた石碑

ここから沖縄本島の百名ビーチ方面(南城市玉城百名)に向かって「おとーし(お通し・遥拝)」するんだと思います。どれくらい歴史がある場所なのかはわかりません。

でも、ここから百名が見えるのかと思ってカメラをズームしてみました。

久高島「百名とーしば」越しに見える本島
「百名とーしば」越しに見える本島

右にニライカナイ橋が写っているので、百名はもっと左手ですね。そっちの方向は木が茂っていて覗けませんでした。

アカラムイ

メーギ浜沿いの道が行き止まりになったので、いったん集落へ入ります。

集落の端からからメーギ浜北側の漁港へ降りる坂道で、森に入っていく階段を見つけました。階段を登ってみると、広場の真ん中に小さな祠がありました。

久高島「アカラムイ」の中心にある祠
アカラムイの中心にある祠

この辺の森は「アカラムイ」という御嶽だそうです。この祠の場所がアカラムイの中心なんですって。

資料には、”航海安全の神を祀った杜”と書かれていました。でもおかしなことに、この祠に向かって拝むと、漁港(海)に背を向けることになるんですよね。

なんで?航海安全は海の神様に祈るんじゃないの?としばらく考えていました。

気になったので方位を調べると、この祠に向かって祈ると、東に向かって祈ることになると気づきました。

久高島「アカラムイ」に向かうと東を向くことになる
東を向いて祈ることになる

これはひょっとしてもしかして、ニライカナイ(東の彼方にある理想郷)に向けて祈ってるのかもー!って思ったんですが、どうでしょう。

なんかこの記事、適当なことばっかり書いてますね。謎解きが楽しくてつい…。素人の自由帳だと思ってください。

適当ついでに、「アカラムイ」ってもしかしたら「崖ら辺の森」っていう意味だったりして。とか想像しています。

「アカ」とつく地名には「崖」という意味があるんですって。でもそれがアカラムイに当てはまるかどうかはわかりませんが…。

さて、また話が長くなったのでこの辺でいったん区切りましょうね。続きはまた後日。

そうそう。そういえば、私たちはアカラムイで蚊の総攻撃に遭いました。

祠の前でご挨拶をしている途中だったんですけど、「あの、ちょっとスミマセン。いったん出直します。」って虫除けミストを塗りに行きました。

沖縄は12月でも蚊が出るので気をつけてくださいねー。

だから話が長いってばー。

つづく→【その2】西側の海沿いを歩く
【最終話】集落を散策

4月に徒歩散策をした話はこちら→久高島を徒歩で散策しました(写真多め)

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