名護市我部祖河の我部祖河食堂本店に行ってきました。我部祖河食堂は、ソーキそば発祥の店だそうです。
ソーキそばは当たり外れがあると思い込んでいて普段は注文しないんですが、元祖と聞いたら気になってしょうがなくなりました。
結果、予想以上においしかったです。自分の好みど真ん中の味でした。
我部祖河(がぶそか)は本店所在地の地名
我部祖河食堂の我部祖河(がぶそか)はこの食堂本店がある場所の地名です。場所は名護市の羽地内海寄りで、古宇利島から屋我地島を抜けて名護市に出た少し先。
この辺は戦前まで羽地田袋(ぱにじたーぶっくゎー)という沖縄有数の田園地帯だったそうです。さらに大昔は海だったそうで、近年まで満潮時には、食堂近くの稲田小学校の辺りまで船が遡ってきたらしいです。と雑学をひとつ。
そんな歴史散策の合間のお昼ご飯。
我部祖河食堂の元祖ソーキそばは肉のうまみ
もちろん、注文は迷わず元祖ソーキそば(大)700円(2018年12月時点)。じゅーしーは別で注文して、夫と半分して食べました。
(ご飯物と汁物の置き方が逆ですね。すみません。)
元祖ソーキそば、おいっしい!
スープはかつおと豚のだしでちょうどいい感じに甘辛。豚のだしに豚の赤身のうまみを感じたのがとても印象的でした。ソーキのアクは全然残っていなくて、脂のくどさもない。キレのある肉のうまみ。
じっくり時間をかけてアクと脂を取り除いたんだろうなぁ。と思いました。
そしてソーキはホロホロでしっとり。
ソーキは炊きすぎるとパサパサになるんですけどね。このソーキは、軟骨までトゥルントゥルン。極太軟骨は少しポキポキ。でもお肉はしっとり。
どうやったらこんな風に作れるんだろう。
もしや手打ちの自家製麺?
麺を一口すすったときに浮かんだ感想は、あれ?この麺手打ち?でした。
手打ち麺っぽいコシが残っていて、あぁ、前世は粉だったんだなと、なんとなく分かるギリギリの食感。
それでその手打ちっぽい麺が、時間と共にスープを吸って膨らんでくるんです。器の中が麺でいっぱいになってきて、どうしよう。全部食べられないかもしれない。と不安になるやつ。
きっとこの不安は手打ち沖縄そばあるあるではないかと…。
だけど我部祖河食堂のソーキそばは飽きずにずーっと食べていられました。
麺はだんだんしなやかになっていったし、時間が経ってもスープの味がぼやけなかった…のかな。うまいこと説明できないんですけど、なんせずっとおいしかったです。
おかげさまで完食。
後で駐車場の奥に製麺所を見つけたので、きっと自家製麺なんだと思います。手打ちかどうかはわかりませんが…。
てか、お店の人に聞けばいいのにー。えぇ、あの、引っ込み思案でして…。
我部祖河食堂の野菜そばはあっさり系
ちなみに夫が注文したのは野菜そば(大)600円(2018年12月時点)。と、左に写っているのは私とシェアしたサイドメニューのじゅーしー。
少し分けてもらったところ、野菜そばはソーキが乗っていない分だけ甘辛さが控えめで、あっさりしていました。
野菜炒めに絡んだ塩気と炒め油が、いい感じでそばだしのアクセントになりますね。
夫も最後までスープがおいしかったと言っていました。
我部祖河食堂の口コミを見ていると評価が極端に分かれていて、どうなのかなと思ってたんですけど、予想以上においしかったです。私はここのソーキそば、すごい好き派。
ほんでこのソーキとコーレーグスがまた合うんですよ。また食べたい。
この旅行のダイジェスト&体験記事一覧→12月の沖縄で気温25℃以上の夏日を体験【10日間滞在ダイジェスト】
コメント