旅行前の風邪対策で最も大切なこと

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(※2023年追記:この記事は新型コロナ感染拡大前の2018年に書いた記事です。ここ数年でいろんなことが変わりましたね。“風邪薬を飲んでゼーゼーいいながら沖縄旅行”なんてありえない時代になってしまいました。でもまぁ、本来はそれが正しいんですけどね…)

旅行前の風邪対策で最も大切なこと

※画像はイメージです

夫が風邪をひきまして。1週間後、次は私がその風邪をもらうかどうかのせめぎ合いでした。勝敗の結果は、私の勝ちです。鼻かぜで食い止めたぞ!

次回の沖縄滞在までにはまだ時間があるので、今風邪をひいておけば2人とも完全復活して沖縄に行けます。なんとベストなタイミング。グッジョブです。

と、のんきな話をしていますが、実は昔、沖縄旅行前に必ず風邪をもらっていた時期がありました。3、4回かな…もしかしたらもっとかもしれません。いっつも風邪薬を飲んでゼーゼーいいながら沖縄旅行をしていました。

そしてあるとき、思いつく限りの風邪対策に失敗したことによって、ふと気づいたことがありました。それは、聞きかじりの心理学的な話でした。

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うまくいかなかった風邪対策

私が旅行直前に風邪をひいていたのは、いつも夫が先に風邪をひいて、次に私がそれをもらうというパターンでした。しかも夫が風邪をひくのはいつも沖縄旅行の1週間前。で、結局私は旅行の2日前とか前日に調子が悪くなって…というのを繰り返していました。

今から思えば、外に出て人と接する機会が多いのは夫の方なので、風邪をひきやすいのは当然のことなのですが、当時の私は『夫が自分で健康管理できないから私が沖縄で嫌な目にあうんだ!』と思い込んでいたのです。

なので沖縄旅行が近づくと
「あんた!いっつも沖縄に行く前に風邪ひいて私にうつすねんから、手洗いうがいちゃんとして!」
と口うるさく言い続けるようになりました。

ところが、何度「風邪をひくな」と注意し続けても、きっかり1週間前に風邪をひく夫。ついに私は、次こそは私が夫の健康を徹底的に管理してやると決めたのでした。

あの時はホントに、夫が私の目の届く範囲にいるときは一瞬たりとも目を離さず気を抜かず、「やれ体を冷やすな」だの、「靴下を履け」だの、「腹巻をしろ」だの、「さ湯を飲め」だの、アラフォー男の生活に事細かく口出しをして、とにかく「風邪をひくな」と言い続け、これ以上はもうできないと自分で思うぐらい完璧に夫の健康管理を監視しました。

そしてついに沖縄旅行の1週間前になったとき、夫は私にこう言いました。
「ごめん…。風邪ひいた…。」

それを聞いた瞬間、私はあることを思い出して全身の力が抜けました。そして夫に謝ったんです。
「ごめんな。それたぶん私(のせい)やわ…。」
と。

無意識の世界に「無い」はない

私が思い出したのは、心理学系のセミナーに参加したときのことでした。おもしろい体験をしたんです。

ちょっと試しに、今から書くことを頭の中でイメージしてみてください。

“布団があります。布団の横にランプがあります。ランプはインド製です。ランプの根元にはインド象のオブジェが無いです。”

どうですか?どんなイメージが浮かびましたか?私はこれを聞いたときに、インド象を想像しないということができませんでした。

ここで教わったのは、人の無意識のレベルには「無い」という概念がないという話でした。

頭では「無い」という言葉の意味を理解して普段から使っていますが、脳の奥底(無意識)では一度イメージしたものを消し去ること、「無」にすることはできないんだそうです。

そして人は、無意識のレベルで強くイメージしたことや信じていることを、実現したり証明しようとする習性があるそうです。

「私はこれをしたら絶対失敗するねん。今までそうやってん。絶対やねん。…。…。…。ほら~やっぱりな~。だから言うたやん。」

っていうやつですね。

最も重要なこと-私は夫に呪いをかけていた

少し話がややこしくなりましたね。

つまり、風邪をひかないように意識すればするほど、無意識の領域では風邪をひいているイメージが積み重なっていくということです。そしてその強いイメージを体は実現しようとする。…なんということでしょう。

しかも心の中で思うよりも、耳から聞いたり言葉にして話す方がより強く無意識に刻まれるそうです。(スピードラーニングとかってそれを利用した教材なんだと思います。)

それを考えると昔の私は、夫に対して「風邪をひくな」とか「あんたは風邪をひくんだから」と、言い聞かせていたわけです。これはもう呪いですよね…。

自分の過ちに気がついた私は深く深く反省し、夫を監視するのはやめました。そしたらおもしろいぐらいに1週間前の風邪ひきはピタリとなくなったのでした。人の心ってすごいよね~。

夫を実験台にして検証した結果、旅行前の風邪対策で最も重要なことは、人に対しても自分に対しても暗示をかけないということでした。

具体的にどうするか-なるようになるわ

じゃあ暗示をかけないというのは具体的にどうしたらいいのか。

これは人それぞれだと思いますが、私の場合は、『まぁ。なるようになるわ。』ということにしています。風邪ひきたくないなぁという不安がよぎったとしても、『まぁ。なるようになるわ。』とつぶやいてみる。

もしくは、『よっしゃ来い!風邪来い!ばっちこい!』っていう変なテンションで迎え撃つ自分を妄想して、笑い飛ばして終わりにしています。不安を笑い飛ばして意識を他に向けるということです。

あとは普段通り手洗いうがいをしたり、お風呂にゆっくり入ったり、穏やかに過ごしています。お互いに声かけ程度はしますけどね。「すごい人混みやったからうがいしとこね~」とか「葛根湯飲んで寝よ~」とか。(2023年追記:最近は「マスクしとこね~」もですね。)

何をしてもしなくても、風邪をひくときはひく。そうなったらそうなったときに考えよう。ぐらいの心の余裕が、一番効果的な風邪対策でした。

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