2025年5月31日放送のブラタモリは宮古島でした。宮古島は3部作で、3回目のタイトルは「宮古島・悠久の楽園」。
3回目の放送はかなり濃い内容だったので、記事を2つに分けました。
この記事では伊良部島のロケ地をおさらいします。
タモリさんがずっと気になっていた伊良部島と下地島の間の海を、宮古島の伝統漁船、サバニに乗って見にいきました。
(1回目のおさらい記事→ブラタモリ宮古島1回目「宮古島・絶景バスツアー」ロケ地おさらい)
(2回目のおさらい記事→ブラタモリ宮古島2回目「宮古島・暮らしの秘密」編ロケ地おさらい)
ブラタモリ宮古島3回目オープニングは美南海橋あたり?
ブラタモリ宮古島3回目。オープニングはバスの中でした。時刻は早朝6時半。
映像はたぶん、たぶんですけど、平良久貝「ヒルトンホテル宮古島」近くの美南海橋(みなみばし)あたりから始まったんじゃないかと思います。たぶん。
ここで案内人の宮古島市教育委員会 久貝弥嗣(くがいみつぐ)さん登場。まだ真っ暗な時間に出発して向かうのは伊良部島と下地島ということでした。
やっぱり。1回目でタモリさんが伊良部島と下地島が別の島だというのが信じられないと言っていた、あのシーンを使ったのはこの日のためだったんですね。
やがてバスはまだ薄暗い伊良部大橋を通過。

長さ3540mの伊良部大橋
伊良部島に入ったところで、改めて旅のお題を確認しました。
魅惑のリゾート宮古島~サンゴのシマの秘密とは?
サバニクルーズは伊良部島の北「佐和田の浜」から出発
今回は、サンゴの島の恵みを紹介したいので、宮古ブルーの海に乗り出します。と言って到着したのは、伊良部島の北にある「佐和田の浜」。
ここで新しい案内人、カニ漁師の吉浜崇浩(よしはまたかひろ)さんが小さな船に乗って登場。
吉浜さんが乗っていた小さな船は、60年前に作られたサバニという伝統的な漁師船だそうです。
というわけでタモリさんたちは、佐和田の浜からサバニクルーズに出発しました。
遠浅の海「カタパル」の恵みを探る
宮古島の海の恵みを探るため、サバニで海に乗り出したタモリさん。遠浅の宮古ブルーの海が本当にきれいでした。
宮古島の言葉では遠浅のことを「カタパル」というそうです。沖縄の言葉で干潟のことをカタバル(潟原)というのと似ていますね。
カタパルには小魚や海の生き物が好む海草がたくさん生えていて、島の人たちはその海の恵みをいただいて生活してきたそうです。
そして佐和田のカタパルに残っているたくさんの岩は、過去の大津波で運ばれてきた津波石。
津波石にはそれぞれ名前がついていて、あの石の下には小魚はたくさんいるとか、カタパルの目印になっているようでした。津波石の名前を300くらい言えるオバーもいるとか。
津波石も人々の生活の一部になっているんですね。

佐和田浜の近く17ENDから見えた津波石
ここでウミガメを呼んでみましょうかと吉浜さん。サバニの櫂で船底をトントンたたき始めました。すると、猛スピードで泳いでいくウミガメの姿が!こんなに近くで見られるなんて!
ただ、私にはウミガメが全速力で逃げてるように見え…いや、気のせいですね。気のせい。
伊良部島と下地島の間の海は断層だった
さて、タモリさんたちを乗せたサバニはいよいよ伊良部島と下地島の間の海へ。ここは潮が満ちているときにしか行けないそうです。この日、タモリさんたちが早朝に出発したのは満潮時刻に合わせるためだったんね。
そして、タモリさんが気になっていたこの海もやはり断層で、宮古島に平行に走っている断層と同じ方向に二つの島が離れていました。

宮古島の主要活断層帯(地理院地図)
両岸には植物が生い茂っていて、木の葉などが海に落ちるので栄養が豊富なんですって。だからここでは小魚などがたくさん育つ。ここで育った生き物が成長すると出て行って外海を豊かにしている。というようなお話でした。
サンゴに囲まれた遠浅の海と断層によってできた海の楽園で、海の恵みが生まれている。それを見つけるためにタモリさんたちは海に乗り出しということですね。
ということで、サバニクルーズはここまで。
この後タモリさんたちは島尻集落へ向かうのですが、長くなるので記事を分けました。
続きはその2で。
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