沖縄で『沖縄歴史検定-解説付き過去問題集』を買ってきたので、自宅で早速腕試しをしました。
歴史検定ではあるのですが、設問の内容は歴史以外の分野も扱っていて、腕試しの結果は微妙な感じに…。
沖縄歴史検定とは
と、初めに「沖縄歴史検定」とは何なのかについて、検定事務局でもある「株式会社東洋企画印刷」の説明文を引用しておきます。
沖縄歴史教育研究会が主催する沖縄歴史検定(略称:沖検)は、沖縄とかかわっていく若い人たちに、琉球・沖縄の歴史と文化に興味・関心をもってもらい、沖縄を取り巻く社会状況・自然環境などの課題を認識させるとともに、現代社会における主体的な自己の生き方と、沖縄のあるべき姿について考える機会とするために設けられたもの。
【(株)東洋企画印刷Webサイトから引用しました。】
だそうです。
前から気になっていた検定だったのですが、あまりネットでは情報がなくて、今はもう実施されていないのかと思っていました。
でも沖縄の本屋さんに行ったら、あるではないか!過去問題集が。しかも2016年度も試験は実施されていたみたいです。ということで問題集は即買い。
↓2021年発売の最新版
まずは実力テストから
まぁ、何事もゴールを目指す前に現在地を知ることが重要ですから、検定対策の勉強を一切していない状態で、過去問に挑戦してみることにしました。
ちなみに私は学生の時からコツコツ勉強するタイプではなく、いつも試験直前に過去問をひたすら解くという勉強法で成績は「中の下」だった人です。でも琉球の歴史は、好きになって以来けっこうな時間を使ってずーっと調べてきたので、ひょっとして、検定対策していなくても高得点がとれたりして。ムフフ。などと密かに思っていました。
ということで今回挑戦したのは2011年度の問題。制限時間は50分。ちゃんと時間も計って挑みましたよ~。
で、結果は、70点満点中39点!

沖縄歴史検定の過去問題集
わー微妙…。
どうせならめっちゃ低いか高得点じゃないとネタにならんやん。
設問は歴史以外に地理や地質や琉歌まで
歴史検定というので歴史の問題ばかりなのかと思いきや、地理や地質や琉歌の問題もあって内容がけっこう幅広い。
それに回答の仕方は記号を選ぶだけではなく、語句を書かないといけない問題もあって一瞬焦りました。「イゼナジマ」の「ナ」の漢字が思い出せないくらいにはパニックでしたよ。普段PCに頼ってばかりだとダメですね。文字を書かないと。
っていうか実はあたくし、第二尚氏の尚真以降の歴史はまだあんまり知らんのです。あと何万年前みたいな古代の話も気が遠くなるのでわからない…。とかなんとか言い訳になっていませんね。はい。
まぁなにせよ今回挑戦した2011年度の検定は、35点以上だと3級なので、自分は3級レベルからのスタートだということがわかりました。

沖縄歴史検定2011年度は35点以上が3級
苦手な範囲を学ぶ良いきっかけに
自己採点をしながら、聞いたことはあるけど意味を知らなかった言葉を見付けると、それについて改めて歴史本を読んでみようという気になるので、興味の範囲が広がりますね。
琉球処分以降とか戦中戦後の沖縄の歴史には少し抵抗があって今まであんまり触れずにきましたが、過去問を解きながら、ポイントポイントで知識を広げていったら、いつかパッとつながるときが来るんだろうな。と今回挑戦してみて思いました。
苦手な範囲を学べる良いきっかけになると思います。
検定の開催時期は8月末ごろ?
検定試験本番は8月末ごろにあるみたいですね。
2017年度に開催されるのかどうかわからないけど、忘れないようにチェックしておこう。いつか1級取りたいなぁ。
※2023年5月追記:2023年度は1月に開催されたようです。詳細→2023年度 沖縄歴史検定開催決定のお知らせ【株式会社東洋企画印刷】
にしても、回答の選択肢に「喜舎場朝薫」が出てくるのは笑ってしまいました。ほんで、ずるい!
だって喜舎場朝薫は、
「ここは聖域でもありまーす!」
と叫んでいたドラマ『テンペスト』の登場人物なんだもの。しかも回答の解説に”架空の人物”とあったのもおもしろかったです。
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